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09月13日-03号

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  1. みやこ町議会 2021-09-13
    09月13日-03号


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    最終取得日: 2022-11-29
    令和 3年 第4回定例会( 9月)───────────────────────────────────────────令和3年 第4回(定例)み や こ 町 議 会 会 議 録(第13日)                             令和3年9月13日(月曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第3号)                         令和3年9月13日 午前10時00分開議 日程第1 追加議案の上程、提案理由の説明      議案第40号 行橋京都メディカルセンター組合の設立について      議案第41号 京築広域市町村圏事務組合を組織する市町村数の減少及び京築広域市町村圏事務組合規約の変更について      議案第42号 京築広域市町村圏事務組合からの行橋市及び京都郡苅田町の脱退に伴う財産処分について 日程第2 追加議案の質疑、付託 日程第3 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 追加議案の上程、提案理由の説明      議案第40号 行橋京都メディカルセンター組合の設立について      議案第41号 京築広域市町村圏事務組合を組織する市町村数の減少及び京築広域市町村圏事務組合規約の変更について      議案第42号 京築広域市町村圏事務組合からの行橋市及び京都郡苅田町の脱退に伴う財産処分について 日程第2 追加議案の質疑、付託 日程第3 一般質問──────────────────────────────出席議員(13名)1番 内田 直志君       2番 肥喜里雄二君3番 柿野 正喜君       4番 中山 茂樹君5番 小田 勝彦君       6番 中尾 昌廣君7番 浦山 公明君       8番 大束 英壽君9番 柿野 義直君       11番 原田 和美君12番 熊谷みえ子君       13番 飯本 秀夫君14番 田中 勝馬君                ──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(1名)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名事務局長 前田 正光君     書記   徳永  篤君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名町長 …………………… 井上 幸春君   総務課長 ……………… 山見 紀幸君財政課長 ……………… 進  光晴君   会計課長 ……………… 砂田  功君行政経営課長 ………… 古谷 泰隆君   観光まちづくり課長 … 川本 英紀君税務課長 ……………… 重岡 正和君                     総合行政委員会事務局長 …………………………………………………… 本吉 敏之君教育長 ………………… 桝口 広二君   学校教育課長 ………… 川寄光一郎君生涯学習課長 ………… 中村 銀次君   住民課長 ……………… 奥村 芳孝君農業委員会事務局長 … 石谷  守君   農林業振興課長 ……… 長尾 勝芳君保険福祉課長 ………… 田中 靖一君                     子育て・健康支援課長 ……………………………………………………… 進   勲君都市整備課長 ………… 原田 陽二君   建築課長 ……………… 白川 義徳君上下水道課長 ………… 進  貞敏君                     ────────────────────────────── ◎事務局長(前田正光君) 皆さん、おはようございます。開会前に事務局より、事務連絡をさせていただきます。 配付資料の確認をお願いいたします。お手元に本日追加提案される議案第40号、41号、42号の議案書、本日の議事日程第3号、追加された内容を記載した会期日程表、明日14日開催の全員協議会開催通知書一般質問の質問要旨、本日の一般質問の簡易答弁を必要とされる方には配付をしております。御確認をお願いいたします。 10時開会でございますので、もうしばらくお待ちください。午前10時00分開議 ○議長(田中勝馬君) おはようございます。ただいまの出席議員は13名です。したがいまして、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程について、議会運営委員会において協議していただいておりますので、その結果について議会運営委員長に報告を求めます。 ◎議会運営委員長(浦山公明君) おはようございます。議会運営委員長の浦山公明です。 本日、午前9時より町長、総務課長及び財政課長の出席の下、議会運営委員会を開催し、本日の議事日程及び追加提案される議案の審議方法について協議をいたしましたので、その結果について御報告いたします。 日程第1は追加議案の上程、提案理由の説明です。 議案第40号から議案第42号までの町長提出追加案件3件を一括して議題とし、町長から提案理由の説明を受けます。 日程第2は、議案の質疑及び付託です。これまでの経過を考慮し、明日の考案日に全員協議会を開催し、協議を行うことで本会議における議案の質疑及び委員会付託を省略することとし、追加案件の3件は最終日に討論、採決を行うことに決定しました。 日程第3は、従前のとおり一般質問です。午前中3名、午後から5名が通告に従い、一般質問を行います。 以上、本日の議事日程及び追加提案される議案の審議方法について、議会運営委員会で協議をいたしましたので、議員各位の御賛同と御協力を賜りますようお願い申し上げ報告といたします。 ○議長(田中勝馬君) 議会運営委員長の報告が終わりました。 お諮りいたします。本日の議事日程については、ただいまの議会運営委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中勝馬君) 異議なしと認めます。 それでは、ただいまより本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。────────────・────・──────────── △日程第1.追加議案の上程、提案理由の説明 ○議長(田中勝馬君) 日程第1、追加議案の上程、提案理由の説明、議案第40号行橋京都メディカルセンター組合の設立についてから議案第42号京築広域市町村圏事務組合からの行橋市及び京都郡苅田町の脱退に伴う財産処分についてまでの3件を一括して議題とし、提出者に提案理由の説明を求めます。井上町長。 ◎町長(井上幸春君) おはようございます。 それでは、今回追加いたしました議案は、行橋京都メディカルセンター組合の設立について、京築広域市町村圏事務組合を組織する市町村数の減少及び京築広域市町村圏事務組合規約の変更について、京築広域市町村圏事務組合からの行橋市及び京都郡苅田町の脱退に伴う財産処分についての合計3件であります。 それでは、議案ごとに提案理由の概要について御説明いたします。 議案第40号は、行橋京都メディカルセンター組合の設立についてであります。 行橋市、苅田町及びみやこ町の行橋京都メディカルセンターの設置、管理及び運営に関する事務を共同処理するための規約を定めて、一部事務組合を設立することについて関係団体と協議をしたいので、地方自治法第290条の規定により、この議案を提出するものであります。 議案第41号は、京築広域市町村圏事務組合を組織する市町村数の減少及び京築広域市町村圏事務組合規約の変更についてであります。 行橋京都メディカルセンターに関する事務を新設する一部事務組合が共同処理することに伴い、行橋市及び苅田町が京築広域圏事務組合を脱退することから、必要な規約の変更に関して関係団体と協議するため、地方自治法第290条の規定により、この議案を提出するものであります。 議案第42号は、京築広域市町村圏事務組合からの行橋市及び京都郡苅田町の脱退に伴う財産処分についてであります。 行橋京都メディカルセンターに関する事務を関係団体が新設する一部事務組合で、共同処理することを目的として、行橋市、苅田町が京築広域市町村圏事務組合を脱退することに伴う財産処分について、関係市町と協議の上、定めることについて、地方自治法第290条の規定によりこの議案を提出するものであります。 以上、提案理由を御説明いたしました。 今回、提案しております議案は重要な案件であります。慎重に審議の上、御可決くださいますようお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 町長の説明が終わりました。 以上で、町長提出案件提案理由の説明を終わります。────────────・────・──────────── △日程第2.追加議案の質疑、付託 ○議長(田中勝馬君) 日程第2、追加議案の質疑、付託。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第40号から議案第42号までの3件の議案は、議会運営委員長の報告のとおり、質疑及び委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中勝馬君) 異議なしと認めます。したがいまして、議案第40号から議案第42号までの3件の議案は質疑及び委員会付託を省略することに決定いたしました。────────────・────・──────────── △日程第3.一般質問 ○議長(田中勝馬君) 日程第3、一般質問を行います。 なお、本日の一般質問の持ち時間は、議会運営委員会の申し合わせにより30分となっております。 では、通告順により、質問を許可します。 通告順位1番、議席番号4番、中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 皆様、おはようございます。議席番号4番の中山茂樹でございます。 今年の夏は、昨年開催される予定であった東京オリンピック、パラリンピックが新型コロナウイルスの影響で1年延期となりました。そういう状況の中ではありますが、オリンピックの開催には賛否両論ありましたが、無観客で何とか開催されたことは個人的にはよかったんでなかろうかと思っております。コロナの状況が厳しい中ではありますけど、皆さんコロナには注意をしてください。 それでは、早速質問に入ります。 コロナ対策の関係ですけど、特に教育現場での対策はどうなっておるかということでお尋ねします。 最近、特にお盆休み以降、コロナ感染でもデルタ株という従来より感染力の強いコロナウイルスが全国、極端に言えば全国津々浦々に広まっております。そういう状況の中で、ワクチン接種を済ませている65歳以上の高齢者の大半は、何とかかからずに済んではおりますが、ワクチン接種が終わっていない特に働き盛りの若い人や子供、こういう人たちのワクチン接種がまだ十分ではありません。当みやこ町での幼稚園児、小学校、中学校、高校生への対策はどのようになっているかを尋ねます。特に、今現在もう2学期が始まり、感染が心配される状況でございます。 続きまして、災害についてお尋ねをいたします。 特に、災害の中でも河川の工事の進み具合ですけど、毎年大雨のたびに河川の近くに住んでいる方は、自分のところの家が川の氾濫で浸かるのではないかと、毎回雨のたんびに気をもんでいる状況にあります。今年の大雨は我が町にあっては心配したほどの大きな被害はなかったようで安心しておりますが、過去災害が何度もあった地域の方にはお見舞い申し上げます。 ニュース等でありますように、もう毎年のように佐賀のほうとか熊本のほうで同じ地域が悲惨な状態になっております。そういう被災地の手助けをしようにも、コロナ禍でボランティア活動をしたくても行けないと、こういう大変な厳しい状況になっております。 続きまして、町単独の土木工事の2019年、20年、30年、過去3か年の実績をお尋ねします。 あくまでもこれは町単独の工事でございます。未だ手つかずの工事は何件か残っているのではないかと私は思っております。そういう地元住民から申請のあった工事に関して、町単独でできる分は早めにするべきでないかと思いますから、この件について壇上でお尋ねいたします。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) おはようございます。 中山茂樹議員の質問にお答えをいたします。 最初に、新型コロナウイルスワクチン接種についてお答えいたします。 新型コロナウイルスワクチン接種につきましては、対象年齢が12歳以上としており、本町におきましても国が示す接種順位に従い、段階的に接種を進めてきたところです。特に子供たちへの感染対策として、子供たちに業務上接触する機会が多い保育士や教職員などにつきましても、7月28日より行橋市、苅田町と共同で優先接種を行い、既に2回目の接種が完了したところです。 災害対策について、2点質問がありましたので、順次答えさせていただきたいと思います。 河川の整備につきましては、町営河川においては、地元要望などにより改修や浚渫を行っております。また県営河川については、福岡県が管理していることから県土整備事務所へ除草や浚渫などを要望しているところです。 対策につきましては、現在、大雨などに備えて取水期前に町職員による巡回を行い、氾濫の危険性が予想される個所などを把握し、計画的に改修や浚渫などを実施しております。 また、先月の秋雨前線による降雨時においても、職員により町内を巡回し、氾濫などの恐れがないか確認を行ったところです。今後につきましても、河川等の巡回確認を行い、氾濫が予想される個所などを計画的に改修や浚渫を実施し、家屋や農地などの被害防止に努めてまいります。また、県営河川の整備については、地元要望などをもとに、県土整備事務所へ強く要望してまいります。 過去3年間、2019年から2021年の公共土木工事に関する要望は、合計で599件ありました。このうち413件は実施済みで、現在実施中が24件あり、残りの162件については未実施となっております。 なお、未実施個所の中には支障のある個所については、部分的に補修などの処理を行っております。 今後の対応につきましては、要望個所の現地確認を行い、状態を注視しながら緊急性や安全面などに支障があれば、随時、補修処理などを行い、安全対策に努めてまいる所存であります。 ○議長(田中勝馬君) 桝口教育長。 ◎教育長(桝口広二君) おはようございます。 学校現場における新型コロナウイルス感染対策についての御質問です。 8月5日に福岡県下で、福岡コロナ特別警報が発動され、8月20日には県下に緊急事態措置が実施されたことから、教育委員会として2学期以降の小中学校における教育活動の留意事項を各校に通知しております。 具体的には感染源を絶つため、外から学校にウイルスを持ち込まないようにすることが極めて重要な対策と考え、同居の家族を含め体調がよくないときには登校を控えることや、朝の健康観察の徹底を学校に指示しております。 また、これまでの感染対策の徹底とは別に8月以降の新たな取組として、当面の間の部活動中止や学校施設の一般使用を禁止、サマースクールの中止や児童生徒を集めて行う修学旅行や始業式などの授業や行事も延期や中止、または形を変えて取り組むよう各学校に指示しているところです。 次に、授業時間の短縮についてです。 2学期が始まる9月1日から3日までの期間は、授業時間を短縮し給食を食べてから下校する対応とし、翌週の6日から10日までの期間は授業時間を短縮し、午後3時過ぎには下校させるよう各学校に指示しております。 なお、緊急事態宣言の延長に伴い、本日13日から1週間、同様の措置を継続して実施しております。 続いて、ワクチンの接種についてです。 教職員には、町の協力を得てワクチンの職域接種を7月下旬から行い、夏休み期間中に接種を希望した160名以上の教職員に2回のワクチン接種が終了したところです。 先月30日からは、12歳以上のワクチン接種も始まり、各学校には児童生徒がワクチン接種をする場合や接種後の副反応で体調を壊したときには欠席扱いとはせず、出席停止措置を取るよう指示し、児童生徒に不利とならないような措置を取っているところです。このように学校現場において、感染が拡大しないような対策を十分に行いながら、教育活動を継続しております。
    ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 学校の教育現場での感染対策はかなり十分にできておると私は思っております。そういった中で、子供、生徒の楽しみは、特に卒業生なんかは修学旅行とかをやはり楽しみにしていると思うんですが、これが可能であれば近くでも何かの方法で修学旅行という形でとれるように検討していただきたいと思うんですが、そこはどのように考えていますでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 桝口教育長。 ◎教育長(桝口広二君) 今の中山議員の質問にお答えします。 今現在、中学校3年生は、本来なら2年生の12月に実施予定でしたが、延長、延長で、中には3回延長した中学校もございます。そういった中で、3年生ですから高校受験ということを念頭に入れた場合、なかなか2泊3日、1泊2日というような修学旅行はもう限界があるんではないかと校長先生方も考え、日帰りのバスハイク等でどうだろうかと。教育扶助、就学援助を受けている、修学旅行に関しては援助等ができますから、教育委員会は日帰りのバスハイク等も認めてくれないかという要望があり、思い出づくりという意味でも大切な教育活動と考え、実施するように修学旅行と認めております。 そういった中で、各中学校はいろんな場所にまた時期を見合わせながら実施するような方向で動いているのが現状でございます。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 大変いいことだと思います。 何かの形で要はバスハイクでもいいんですけど、とにかく中学生が、小学生にしても卒業の記念になるような一つの行事をぜひとも行っていただきたいと思います。 続きまして、コロナの関係ですが、大都市圏では東京、大阪とか名古屋、こういうところでは、コロナ患者の急増により医療体制の崩壊というのが言われておりますが、田舎のほうの特に我がみやこ町に限ってですけど、行橋も含めて、要はコロナ患者に対しての医療体制は十分であるかどうかを尋ねたいんですが、コロナにかかったわ、自宅療養を即しなさいじゃあ、やはり病院にかかることが第一だと思っておりますが、そういうその対応はどういうふうになりましょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 中山議員の御質問にお答えいたします。 コロナ対応ということで、現在の病床使用数、この辺りがどういうことかということですけれど、こちらのほうの京築管内というのは、全てがちょっと把握はできておりませんが、福岡県下ということで福岡県のホームページにも記載をしておるところでありますけれど、病床の使用数自体は福岡県9月8日時点で58%程度ということになっているようです。先日、ちょっと京築の保健所のほうにもこちらの状況をちょっと御確認をさせていただきましたが、今すぐにもしそのホテルとか、病院等に入らないといけない状態になったときは、京築管内ではスムーズに、今、入れているという状況をお伺いをしております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) なぜかというと、最近は子供さんとか若い方がかなり多くかかっておりますから、そういう人たちが心配なくそういう病院に入れるようになっているかどうかを再度確認したいという意味で、質問をいたしました。 続きまして、今、ニュースでは国は3回目のワクチンを打とうかというような計画があるようですが、当みやこ町ではまだ2回の完了がしていない10代から50代ぐらいですかね。こういう方たちは、今、有線の放送でも流してはおりますが、10月中旬以降は1回目は終わらせたいと。それ以降は国のワクチンの配布次第というようなことのようですが、2回目の接種の完了を国としては何か約80%を早く達成させたいという意向のようですが、当みやこ町は今の状況で80%をいつ頃というか、10月いっぱいなら10月いっぱい完了の見込みがあるかどうかを尋ねます。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 現在のところの接種を済んだ方、それから今現在開いているその予約枠等を勘案しますと、みやこ町では全人口12歳以上の方の8割の方が、一応接種が完了する予定です。1回目、それから2回目については、3週間後ということになりますので、2回目の接種が一応10月の末までに完了するというような形になろうかと思っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 10月末で完了すれば、それはいいことだと思っております。 3回目のワクチン接種の話はどういうふうに、今、状況が進んでいるんでしょうか。分かれば教えていただきたいんですが。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 確かに、新聞といいますか報道関係等で3回目の接種、それから外国等で3回目の接種をやっているということも伺っております。ただ、今後のワクチンの3回目の接種については、まだこちらのほうには情報等が下りてきておりません。全国的には、現在、菅首相のほうがちょっと1回言われておりましたが、10月またはもしくは11月までに人口の希望する方のワクチン接種を進めていくということを言われておりましたので、ほかの自治体ではまだ8割の接種が進んでいないところもあろうかと思います。そういったところを、今、優先的に進めていっているのではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) それでは、最後にお尋ねします。 特に河川の工事の関係ですが、過去何度か質問はしてきておりますが、やはり町としても県や国にしつこく何度も河川の浚渫等の災害防止のために、しつこく要望していただきたいと思っております。というのが、災害というのはもう皆さん御存じのとおり、いつ何どき起こるか分かりません。予算がないとかいろんな理由をつけて、私が思うには工事をしないための理由をいろいろ国も県も考えているかなとか思うわけですよね。とにかく個人の要は命とか財産を守るためには、やはりそういう河川の堤防のかさ上げとかいろんな仕事はあると思うんですが、それをまずすべきだと思っておりますから、しつこいようですけど、町長はじめ職員のみんな一丸となって国や県にどんどん要望をしていただきたいと思いますが、そこを再度要望をお願いしたいんですが、一言お願いします。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) ただいまの御質問にお答えします。 公共工事については、現在地元要望などにより、緊急性、安全面を重視し、計画的に実施しているところでございますが、要望の件数がかなり膨大にあることから、処理が進んでいない部分もございます。そのような未実施個所については状態を注視しながら、危険性などの支障があることについては部分的に補修などを行って安全対策に努めているところでございます。 また県営河川の要望につきましては、県土事務所のほうに今まで以上に強く要望してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員。 ◆議員(中山茂樹君) 要望をよろしくお願いします。 これで質問を終わります。 ○議長(田中勝馬君) 中山茂樹議員一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) 一般質問を続けます。 通告順位2番、議席番号3番、柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 3番議員、柿野正喜でございます。 令和3年度9月定例会での一般質問をいたします。 大きく2項目について伺っていきます。 1点目は職員採用試験を巡る贈収賄事件で、5月11日付で辞職した前副町長の後任の選任の時期をどう考えているかお伺いします。 2点目は、町立やまびこ診療所の運営についてであります。 僻地にも医療機関が必要なことは重々理解するところですが、その運営経費と利用者数であります。令和2年度決算書では、運営に要した費用は6,054万3,407円、利用者は1日当たり7.5人となっています。犀川地域には、伊良原地域に類する地域が点在しております。今後は費用対効果、税の使い方、他地区とのバランス、医療体制を考慮して、医療者対象地域の拡充を図るべきだと考えていますが、町の考えをお伺いします。 簡潔な答弁のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 柿野正喜議員の質問にお答えいたします。 最初に人事についてです。 副町長の選任については、現在検討中であります。山見総務課長を始めとする職員の皆様には大変御迷惑をおかけしています。私としては、支障を来さないように努めてまいりたいと考えております。 次に、医療行政について、町営伊良原診療所の運営についてお答えいたします。町営伊良原診療所、やまびこ診療所につきましては、みやこ町の僻地診療所として設置をし、地域医療に努めているところです。受診者については、町内外からの利用が行われているところですが、令和元年度においては来診患者数2,409人、令和2年度においては新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2,077人と減少しているところです。 やまびこ診療所の利用者については、新型コロナウイルス感染症の影響もありますが、僻地であること、また伊良原地域の町民の皆さんの高齢化が進んでいることなどにより、徐々にではありますが減少しているところです。 町としましても、僻地医療の維持のため、令和元年度より患者輸送車の路線の拡大などの取組を行っているところです。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ありがとうございました。 事件当時の副町長は、職員採用試験時はどういう立場だったんですか。また今年度、試験をされていると思いますが、その任務はどなたがされたのかお伺いします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 職員採用の当時は副町長をトップとしてしていただきました。今年度につきましての詳細は、山見総務課長のほうから答弁をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの質問にお答えいたします。 本年度の採用試験については、全員協議会の中でもちょっと御説明をさせていただきましたけれども、今年度、ただいま採用試験の受付が終了しております。一次試験については今月末ですか、そちらのほうで一次試験をさせていただこうというふうに準備をして整えているところでございます。 体制ということでございますけれども、一応、一次試験、二次試験、三次試験ということで進めさせていただきますけれども、一応、今年度の特に最終試験の面接官については、外部試験管も登用して行うということで計画をさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ありがとうございました。 変わるのは、最終試験のときに外部の方を入れて判定をしていくと、そういうことだと思います。分かりました。 そして、指名競争入札の副町長の役割ですけど、指名競争入札の指名委員会で副町長が委員長をしておりました。それで、現在はどのようなことになっておるか、お伺いします。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) 指名競争入札の選定につきましては、もともと副町長が代表者でやっておりましたが、今、副町長が不在ということですので、代理として総務課長にやっていただいているという形でございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 指名委員会規則、委員長の副町長が欠けたときは総務課長がするということになっておりますが、これは長期間は想定していないのではないかと思っております。それで、選任の時期はということで、現在検討中ということなんですが、どのように検討されておられるんですかね。選任について。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) どういうふうに答えたらいいのか、ちょっと試案をしているところですが、私の任期も残すところ半年余でございまして、この短い中で選任をして来ていただける方がおるのかどうか、その辺も私もいろんな大所高所から相談をしているところでありますけども、大変厳しい状況ではないかと。今の中で、またもしかすると新しい方が首長になるかもしれませんし、それは分かりません。だから、そのことに関しては今のところは検討していると、どういうようにしたらいいのか、そのことは事務等に関しまして、山見総務課長と相談をしながらやっているというとこでございますので、もしそういういい方がおられるんであれば、早急にでもこの皆様に提案をしたいというふうには考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そういう質問をさせてもらったんですが、気になるところがあります。それは副町長が欠けて、それを職員が任されているということです。それで、こういうことは指名委員会にしても職員採用にしても、職員採用はあれなんですけど、指名については利権が伴いますね。それで、今回起きた事件、そういう反省からも私は職員にさせるべきじゃないと思います。というのも、職員には倫理規定がありまして、それでその内容を見るとやはり利害関係者と云々ということが多く掲げられております。それで、そういう副町長の代理をさせるようなことは、そういう環境をつくってしまうと、それでそういう環境を排除するためにも私は指名委員会、副町長の代理を町長が私はするべきだと思います。 それで、今回、職員の懲戒審査委員会も何かホームページ見るとつくっているようですよね。それで、この懲戒審査委員会は誰を対象にされているんですかね。町長と議員を除くというようなことをそれは書かれておりますね。この主たる目的は何ですか。これは副町長ですかね。お伺いします。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) 今、懲戒審査委員会ということですけれども、一応対象はそこに書かれているように、一般職の職員を対象にしているということでございます。特別職については、この対象に当たらないということであります。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) いえ、これは特別職の職員懲戒審査委員会規則になっていますよね。だから、特別職ですよ。みやこ町特別職の職員懲戒審査委員会規則ということで、一般の職員じゃないんで、特別職を指しているんですよ。それで、その中に──いいですか、分かりますか。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) その分につきましては、最近つくった分じゃないかなと思っているんですが、特別職ということであれば、副町長並びに教育長、もちろんそのあたりが対象になるかというふうに思っておりますが。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そうですよね。これ、町長、議員は除くと書いてある。あとの教育長、それから副町長、あともろもろ。そういう方が対象としているんですよ。 この7月1日、つくられております。それで、この目的は起因するものは、今回の事件においてということですよね。副町長の懲戒処分、そういうことだと思います。これも同じなんです。さっき言った職員の倫理規程と同じだと思うんです。 こうすれば、後先にどっちが先かということなんですね。そういう環境をつくらないことのほうが大事だと思うんです。こういう罰則を設けているんですね。この罰則を設けることによって、いろいろなその事件を防ごうとしているように見えるんです。 私はそうじゃないと思うんです。罰則よりもまずそういう環境を排除、そのことが大事だと思うんです。だから、さっき私が申し上げたように、その職員の代わりは、そういう重要なものについては、職員を巻き込むような可能性のあるものじゃなくて、町長が責任を持ってするべきだと、だから申し上げたんです。そこら辺どうですか、町長。職員を守る意味からも、自分が責任を持ってやるんだと、次の副町長が決まるまでは、そういうこと。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) ちょっと一般競争入札のことで、ちょっと説明させていただきます。 私、町長になってから何回も指名競争入札の中で、ある地域において、新聞社に通告をし、そして、議会で何回も頭を下げてお詫びをしました。談合があったんではないかと。そういうことがあったので、これは職員のほうから、また副町長のほうからもいろいろと審査をした中において、そういうことをなくすために、一般競争入札がいいんではないかということで、世間においても、大体一般競争入札に従ってきているということでありますので、私はできることなら全てを一般競争入札にしたいなと思うのが本音であります。 しかし、そうしたら、地域の方々を育成することもできないということで、1,000万円にしたということは、柿野議員も御承知のことだというふうに思います。 それから、倫理に関してそうですけども、私は職員を守らなければいけないと、そういうふうに思っております。しかしながら、指名においては、私はその中にいないということでありますので、そこは職員の皆さんが責任を持ってやっていただいていますし、もし何かがあれば、それは全て私が責任を負うという気持ちでおりますので、その辺は担当課長とも相談をしながらやっているということで、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) そうなんですかね。私は違うような気がするんです。 その中に町長が入っていない。何事かあった場合、自分は入っていないからと、そういうことになるんですね、世間体にすれば。そういうことがないためにも町長がもうしたほうがいいと、私はそう思うんです。守る意味からしてもね。 それで、近隣の自治体にも指名を首長がやっているところがありますよね、それは。 何でそれをわざわざそこにこだわるんかなと思うんです。何か職員採用にしても同じことが言えると思うんですよ。 自分はトップでなかったと、入ってなかったから関係ない、そういうことじゃ、あなた、ないと思うんです。やっぱり大いに関係しておかな。結局は最終的に採用するのも町長が印鑑を押すわけですよね。指名願いにしても押すわけ。だから、もう最初からそこに入り込んで行って、自分がやりきるんだというようなことのほうが、こういういろんな規定を設けるよりも即効性があるような、そんな気がします。大変だと思いますけどね、それは。 そこで、これは終わりますけど。最後に提案をします。 町長、副町長選任には、県職員の係長クラス、そういった方を派遣をしてもらったほうがいいような気がします。京築の事例がありますですね。 要因は幾つか私は考えられると、そういうふうに思っておりますが、順調に経過をしているようです。そういうことをやっているところはですね。そういうふうにやっていただければと思います。これは提案ですので、答弁はいりません。 それでは、次の質問に移らせていただきます。 診療所の件でございます。 まず、みやこ町に僻地医療の対象となる無医地区、それから準無医地区があればお伺いします。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) すみません。ちょっと今手元の資料に確認が──福岡県の保健医療計画というものが、福岡県のほうで制定されております。 その中に、京築地区のところで、やまびこ診療所というよりも、みやこ町の部分が掲載がされております。 無医というのが、みやこ町では鐙畑地区、それから、無歯科医等が鐙畑、帆柱地区という形で計画書のほうには掲載がされておるところです。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) それでは、決算でありましたが、地区別に分かりますかね。その受診者と実人数は、分かれば教えてください。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) すみません。地区別にはちょっと資料がありません。申し訳ありません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) と言うても、1日当たり7.5人ということで、受診者は極めて少ないような気がします。 それで、決算書では、地域医療を提供できたということですが、税の使い方として、また費用対効果についてはどのように捉えておるか、お伺いします。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 柿野議員がおっしゃるとおりのちょっと懸念等は確かにあります。しかしながら、やまびこ診療所の設置のそもそもの目的といいますのが、やまびこ診療所自体が平成7年に国立小倉病院帆柱診療所が閉鎖されたことによって、当時の伊良原地区の町民、約780人の診療だけではなくて、健康と地域の人々の予防面を充実させるために設置がされてきたということです。 その無医地区でもあり、医療面で恵まれていないところの地域の住民の医療を確保するということが、僻地診療所のそもそもの設置目的、設置ということになっております。そういったことを考えますと、確かに柿野議員がおっしゃるその税と対費用効果というところが、厳しいところはあろうかと思いますが、現状の無医地区等のことを考えると設置をしていかざるを得ない。おくべきではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) なくしたがいいとか、そういうことではありません。 今回、議案に上程されいます過疎地域持続的発展計画、その中にはこういうふうにされていますよね。 今のやまびこ診療所を拠点にしてというか、要にして進めていくということなんです。それで、県のホームページを見ると、なぜか鐙畑地区をあげていますよね。なぜかというと、鐙畑地区と帆柱、伊良原という文字は出てこないんですね。それは何でかなと思うんですけど、今答弁がありましたような、以前、帆柱地区に病院があったから、その流れがずっとつながっているんですかね。本来、今、違いますよね。下伊良原にやまびこ診療所があるんですよね。それにも関わらず帆柱というのが出ている。伊良原地区は出ていないんですよ。それはどういったことなんですかね。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) すみません。設置した折のちょっと状況等は、詳細についてはちょっと把握をしていないところではありますが、僻地診療所というのが県の保健医療計画によりますと、僻地ということで、交通条件また自然的、経済的、社会的条件に恵まれない山間部、具体的にはその無医のところの地区等になっているところです。 特に、医療機関のない地域で当該地区の中心点の場所を起点として、おおむね4キロ区域内とかいうような条件等もあったようです。そういったことを勘案して、僻地診療所の場所を定めたのではないかなというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 鐙畑地区がこうやって県のほうで指定しておりますよね、無医地区としてですね。準無医地区ではなくて無医地区で指定していますよね。県内に17か所あって、その中の1つになっているようです。 この鐙畑地区の医療体制というのは余り耳にしないんですけど、それは何でですかね。伊良原地区を拠点にするということですから、そことの接点というのが何で結びつきが浅いんですかね。 受診者が少ないと、そこまで引っ込んでいって、犀川というか、全体でもいいんですけど、ひっくるめて対応したほうがよさそうな気がするんですけどね。活性化のためにも、受診者を増やすためにも、そういったことをやらなくてはいけないんじゃないんですかね。 この過疎対策地域発展持続発展計画では、患者輸送車ですか、そういったことを充実させるというようなことを書かれておりますよね。 それで、私が思うにはああいう谷が三、四つありますけどひっくるめて、この患者輸送車じゃなくてもいいと思うんですが、やまびこ診療所行きの定期便を、それをつくったらどうかと思うんです。無理ですかね、この患者輸送車を充実させるということを示しておりますので、輸送車の代わりに、もう少し三、四人乗れるんじゃなくて、もう少し10人ぐらいが乗れる規模の定期便を午前、午後2回ずつぐらい走らせていって、そして、受診者を増やしていく。それから、犀川地域の方のふれあいの場を設ける。設けると遊び感覚のような気がしますけど、やはりそこに人が集まって、そこは基礎的疾患のそういった形の受診者だと思いますので、そういったことはできると思うんですね。ふれあい場にもすることもできると思うんです。そういう両面で、この医療体制を組んでいったらどうかと思うんです。その辺はどうですかね。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 貴重な御意見ありがとうございます。 確かにそういった形を取りながら、やまびこ診療所の活用ということをしていくことが重要ではないかというふうに考えております。ただ、ちょっと患者輸送車につきましては、今、補助金等、運営費等もいただいているところもありまして、そういった県の要項等もありますので、そういったところも精査しながら、どこまで可能なのか、どういったことが可能なのかということをちょっと考えながらやらさせていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) ぜひ、そのような形で進めていただけたらと思っております。 最後に、やまびこ診療所には運営委員会がありますですね。決算書を見ると、去年1回ぐらいやっているみたいですけど、運営委員会ではどんな形でされているか。それから、運営委員会の方は何人おられるかをお伺いします。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) すみません。ちょっと人数まではちょっと正確なところは覚えていないんですが、地元の区長さん等に、やまびこ診療所の運営委員さんに入っていただいております。 やまびこ診療所の運営状況について御報告をさせていただいて、今のやまびこ診療所の状況。それから、そこの地元の何かあった場合の御意見等をいただいているところです。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野正喜議員。 ◆議員(柿野正喜君) 本当に最後に、今、医師の方が来られております。 それはどの病院から、それは分かりますかね。どの病院というか、その病院名とかは言えないかも分かりませんが、例えば自治大学とか、そういう振り分けで結構です。それとも病院かどちらかで。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 現在の方は、福岡県からの派遣職員という形になっております。 その先生につきましては自治医大ですか、そちらのほうを行かれて福岡県から派遣という形で受けているところです。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) これで柿野正喜議員一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩して、11時15分から再開したいと思いますので、よろしくお願いします。午前11時01分休憩………………………………………………………………………………午前11時13分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。通告順位3番、議席番号11番、原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 皆さん、こんにちは。11番、原田和美です。 ただいまより一般質問を行います。 1点目は、条例及び法令の解釈について。 政治倫理条例の第1条及び第13条と地方自治法第92条の2、議員の兼任禁止についてをお聞きいたします。 2点目は、財政の支出に関して、負担金・補助金及び交付金の支出の在り方についてです。 以上、計2点、壇上からの質問が終わります。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 原田和美議員の質問にお答えをいたします。 最初に、みやこ町政治倫理条例第1条及び第13条についての内容及び解釈についてお答えいたします。 まず、第1条については、町政が町民の厳粛な信託によるものであることを認識し、私を含めた町3役及び議会議員が町民全体の奉仕者として、その人格と倫理の向上に努め、町政に対する町民の信託に応えることを目的とするものであります。 次に、第13条については、町工事等の契約に対する遵守事項として、地方自治法の趣旨を尊重し、私を含めた町3役と議会議員はもとより配偶者や2親等内の親族、あるいは同居の親族が役員をしている企業や本人が実質的に経営に携わっている企業は、請負契約及び下請工事について辞退し、町民に対し疑惑の念を生じさせることがないように努めなければならないとされております。 このようなことから、本条例については、私を含めた町3役及び議会議員が自らその人格と倫理の向上に努め、町民の信託に応えるため、公職に就く者としての倫理基準として、遵守規定などを含めているものと理解しております。 次に、財政の支出に関しての質問でございます。 負担金・補助金及び交付金の支出について、各項目に対して決算書の提出がなされているかという御質問でございますが、これらに関しましては、補助金等交付規則などの支出要件に基づき、決算書を含む必要書類について、補助団体等から提出を受けております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 再質問いたします。 まず最初に、政治倫理条例13条の質問をいたします。 行政の指名委員会は、第13条に違反している特定業者を平成24年より現在まで指名組みをして工事請負契約を結んでいるが、この特定業者と指名委員会は何か確約書を結んでいますか。もし、議員が友人の会社の役員をしても指名してもらえますか。 政治倫理条例第13条については、明確な回答をお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) ただいまの御質問にお答えいたします。 すみません、ちょっとその分については今ここでは把握はできておりません。申し訳ございません。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) これ、行政違反していないかの。違反していなかったら、いないち言いなさいよ。 今、町長何と言うた。2親等まではしてはいけませんちなっちょるやろ。してないか、行政。指名組みしていないんか。しちょったらどうするのそんなら。 10年間のその業者が取った工事の金額出させて、そんなら行政が負担するんか、そこまで言ったら分かるやろ。 建設課長、業者分かるやろ。誰指名しよるか。 ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩します。午前11時21分休憩………………………………………………………………………………午前11時22分再開 ○議長(田中勝馬君) 休憩前に引き続き会議を再開します。 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 原田議員、申し訳ありません。ちょっと今、担当課に聞いたら、政倫のことなので、今、詳しく把握していないので、ちょっと後ほど調べさせていただきたいというふうに話がありましたので、申し訳ありません。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) そんなんじゃ駄目よ。 この件については議会で追求されちょるやろ、追求されたでしょう。その当時、議長さんが断り言うたでしょう。新聞に載っていますよ。 行政は倫理条例を守りなさい、あれしなさいって言って、行政が言うのに指名組みしよるんよね。これどうするの。ましてや今度の工事取っちょるやろ、分かるやろ、もうそこまで言うたら。 行政は、議員には政治倫理を守んなさい。地方自治法はこうなっています。何か聞いたらそう言いますよ、すぐ。 行政が違反しちょる分についてはどうしますか、これ。町民に対して。 工事とかいうのは100%補助事業ならまだいいわ、国、県の。しかし、町民の税金が出ているんですよ。そうでしょう、町長。 それで10年間も町長ずっとしてきちょるんよ。平成24年8月に社長変わっちょるんやから。 そして、質問したら、町長やら行政のほうは、議員がつくった政治倫理条例やからってすぐ逃げますけどね。議員がつくった政治倫理条例を行政に守ってくださいちゅうて委託したんやから、守れんなら何でそのとき守りませんて議会で突っ返すかしなかったんですかね。守るから行政が受け取ったんでしょう。 今になって、議員がつくった条例やから私は知りませんじゃ、絶対通りませんよ。 この案件は次の12月議会でもいいですよ、やっても。もうあまり引っ張っても、私あんま好きやありませんけどね。 どうしますか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 確かに、この条例は議会議員の方がつくられたと思います。それにのっとって仕事をしなきゃいけないかと思うんですが、そういうことがあった場合は辞退をしてくださいというふうにはうたっております。しかし、その中で、私も先ほどから質問がありましたけど、指名委員会にも入ってはおりませんけども、いわゆる誰と誰が親戚関係かと、そういうところまではなかなか今の状況では調べるのは難しいのではないかなというふうに思いますので、大変申し訳ありませんけれども、もしそういう関係があると、公に分かっている方は分かると思うんですが、それ以外なかなかそういう親戚縁者とか、そういうものまで調べていませんので分かりません。 もし、議員のほうで、そういう方がもうおられるというんであれば、ここで堂々と言っていただいて、その方に私はもう公表していただきたい。そして、我々もそれに対応しなければいけないと思いますので、もしあれであれば、ぜひ名前を挙げてください。お願いします。
    ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) そんな逃げ方じゃ駄目っちゃ。 毎日新聞に載っちょるでしょうが。おるき載ったんやないですかね、あれは。 その当時の議長、断り言うたですよ。そこまで言ったら分かるやろ。それをそのままずっと行政は引きずって、いまだ来よるわけよ。 まあ、いいや、この問題、政治倫理条例の第1条と地方自治法92条の2の議員の兼業禁止についてをお聞きいたします。 議員が毎年提出していますね、資産報告提出していますね。この資産報告、公文書に当たりますか、当たりませんか。 ○議長(田中勝馬君) 山見総務課長。 ◎総務課長(山見紀幸君) ただいまの御質問でございます。 資産報告書について、こちらのほうに提出され、それが受け付けられた段階では、公文書に当たるのではないかというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) あのね、町長、議員は地方自治法の中で特別公務員になっちょるわけよ。だから、資産報告を出した分については公文書になるんですよ。公文書やなかったら、何で出さんやったら、みやこっちゃに載せるの、そうでしょうが。公文書け載せるんでしょう。 それからちょっと、自分が何でこのことを強く言うかというと、もう自分は、この政治倫理条例についてはもう6月議会でもうやめようと思っちょったんです、はっきり言うて。 もう副町長さんも辞職したし、○○○○も退職したし、もうその当時も副町長さんあのとき俺言うたようにもう認めたんやから、もうこれ以上追求しても、せんでもいいということで、私はもう、今度の9月議会に追求するつもりはなかったんです。 そしたら、8月に脅迫文ちとれる文書が私に来たんですよ。だから、それやったら徹底的にやりましょうかって言うて、私ここ出しちょるんですよ。 そうせんと、同じ釜の飯を食うた同僚議員の陥ることは私は好きやありませんよ、はっきり言って。しかし、自分が陥れられるような立場になったら、かもうとりませんよ、本当。 今言うた、第1条と92条の接触した議員がおりますかちょっと言ってくださいよ。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 議員がおっしゃること、私、本当にそういう卑劣な文書を見せていただきましたし、あれは私は看過できないなと思っております。ただ、この誰がどういうふうに抵触しているのかというところの問題については、大変申し訳ありませんけど、それは誰と誰が親戚であり、どういう縁戚関係になっているかというのも、我々個人情報があるので調べてはおりませんので、そこはここに書いているように、もしそういうことに触れる方がおられるんであれば、自らが辞して、辞退をしていただきたいというふうに、条例は書いておりますので、我々もそれにのっとって指名をしているというふうに私は思っておりますので、御理解をいただきたいと、そういうふうに思います。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) 町長ね、俺、質問しよるんよ、町長。町長、俺に質問していないよ、町長。 今さっき行政に対して質問しよるんやから。接触者がおりますか、おりませんかと聞きよるんやから、おるならおる、おらんならおらんで。 そうせんと、この質問を出すのに、町長、何も資料も見てないで、こういう場でこんな大事なことを質問できませんよ。ちゃんと該当しちょる議員の資産報告から何か全部読んでからここに出てきていますからね。だから、私がおりますかちいいよるん。おらんやったら私は質問しませんよ、町長。 それは町長、自ら接触しちょる議員は自ら襟を正しなさいって町長言うのは分かりますよ。 私が3月議会で、これ一般質問出したときに、今やめております○○○○から、一般質問の前日に来た。名前は出さんでくれっち。私は出しませんち、○○○○と約束しましたよ。 私が聞きよる、質問しよるん。町のほうが答えてくれんと、このまま下がれちゅうても下がれんよね。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 私を含めた3役のことは、私は理解をしているつもりですが、議員のことは議会のほうで資料を出していますので、私も、申し訳ありませんけども、議員の方の資産報告をこれまで一度も見たことがありません。あくまでも、これは審査するのは政治倫理調査会でありますので、そこはあったのか、ないのかと聞かれると大変申し訳ありませんけども、私は、そこは把握していませんので申し訳ありません。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) そこに、資産報告は出しなさいと言って、倫理審査会のほうでちゃんと通知がくるし、また出さんやったら、みやこっちゃ載せる。意見も聞かんでね。それで、おりますかちゅう説明したら回答が出ない。それじゃ、困りますよね、はっきり言うて。質問しよるんは私ですけん。 対象者、名前言いましょうか、私。それでもいいですよ。町長が言えんのなら。 同僚議員の名前を言うことは私も気が引けますけど、行政のほうが言わんのやったら、私が言うていいですよ。言いましょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 議員も御存じと思いますけども、国会では議員の発言に関して、院外責任は問われませんけども、地方議会においては、我々が固有名詞とかいろんなものを出したときに、名誉毀損とかいろんなことで問われることがありますので、もし万が一、間違ったことを言ったときには、そういうことにも抵触しますので、その辺は議員のほうに御理解をいただきたいという思いがあったので、正確さを持っていませんので、あえてそういうことは申し上げませんでした。 地方議会のルールに従って、私は申したまででありますので、その点だけは御理解をください。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) もうね、俺言わなここむかむかしよるわけよ。 ああいう文書来んやったらもう終わっちょったわけよ。ああいう文書出すんなら、何で俺に直接電話かかって、ちょっと会おうやって言って、会うて話できんのかね。 わざわざ文書で名前も書かんで、町長に見せたように、内容文はパソコンで打っちょう。表書きは手書き、そんなの来る。来たら、私も徹底的、性格的に、あれだけ侮辱されたら徹底的にやりますよ、私は。 名前言わんで肩書だけ言いましょうか、私が。それはどうですか。そうやないと、町長、収拾がつかんのよ。資産報告せんやったら、せん人のあれは名前、何なら原田和美議員とか、和美とか言うて出しますよ。こういうとき、ほんなら、違反した人の名前言えんとか、それはおかしいと思うよ。出さん人は資産報告に載せる。質問したときには名前を言われんとか、そげなことでいいんですか。それで正常な議会運営できよるんですか。 やっぱり議員がこの場に立って質問するということは、やおいなことやないんですよ。立って発言するまで、どれだけの勉強せならんか分かっていると思いますよ。やっぱり、いろいろ見て、肩書だけ言いましょうね。 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○が、この私が今質問しよるのに該当していますよ、町長。町長、もう分かっていると思いますけどね。 これ政治倫理条例だけじゃないですよ、これ。地方自治法にも違反しとるんやから。どうしますか、町長。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) どこまでどういう条例、法律に触れているかがちょっと分かりませんけども、今までそういうことがなかったのではないかということで、町としてはしてきたのではないかと思っております。 さっき言われたことを再度担当と精査をしながら、見てみたいというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 原田和美議員。 ◆議員(原田和美君) もうやっぱり町長、これはちゃんと決着つけないけんですよ。自分もそれだけの侮辱を受けちょんやから。 この文書を警察に持っていくかいかんかは、私の判断次第ですけどね。 文書はもう行政のほうにもあげていますので、そのときはまた、もし私が警察のほうに行って、ここに来たときは議会事務局にも迷惑をかけるやろうし、行政にも迷惑かかると思うんで、そのときはまたちゃんとした対応をしてください。 もう時間もありませんので、私の一般質問を終わりたいと思いますけど、2点目の交付金・補助金については、もう時間の都合上3分しかないけ。質問する時間がありませんので、12月議会で再質問させていただきますので、私の質問はこれで終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) これで原田和美議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩といたします。 午後の再開は13時15分からといたします。よろしくお願いします。午前11時41分休憩………………………………………………………………………………午後1時11分再開 ○議長(田中勝馬君) これより、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。 通告順位4番、議席番号9番、柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 9番議員の柿野義直でございます。これより一般質問を行います。 1点目は、自動車の電動化にどう対応するのか。 政府は2030年までに、2013年度比で二酸化炭素を46%削減を計画しております。特に、自動車の電動化が注目されております。一方で、産業界は反発の声が聞かれます。あるメーカーの経営者は、「一律に内燃機関が悪いとされるのは抵抗がある。雇用はどうするのか。大きな影響が出る。一斉に電動化は無理だ」と言いつつも電動化に取り組む姿勢を語っております。 現在の自動車の部品数3万点、うち、電動化によって約半数1万5,000点が必要なくなると言われております。社会的に大きな影響は避けられそうにない。我が町も近隣の自動車メーカーの部品工場が立地しており、多くの町民がそこに勤めております。まちづくりの上で電動化の問題は避けられない。どのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。 2点目は、新型コロナウイルス第5波とも言われる感染拡大が進んでおります。我が町では、8月、9月と感染拡大が続いております。町の感染予防はどうするものか、どのようなものか、どのように見ているのか、感染者の実態をお聞きします。 今日、ワクチン接種が続いているが、どのような状況なのか。また、1年半になる長く感染拡大の下、生活困窮家庭の状況と町の取組を報告していただきたい。 以上、壇上からの質問といたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 柿野義直議員の質問にお答えをいたします。 最初に、電気自動車化の流れにどう対応するのかという質問にお答えをいたします。 さきの第204回通常国会の施政方針演説で、菅総理大臣が、「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」と表明し、今後15年もたたない間に、ガソリンあるいは軽油のみで走る車両については廃止されることが目標化されました。 私たちが利用する自動車は、ガソリン車、ディーゼル車のみの時代から、ハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車など、いわゆるエコカーへのシフトが進み、現在はその過渡期にあります。 その中で憂慮されているのは、必要な部品数の減少に伴う雇用の流動化です。具体的には、ガソリン車の部品点数が約3万点であるのに対し、電気自動車の場合は約2万点程度に減るとされ、それに伴って全国で300万人程度とされる自動車関連の雇用が、今後約30万人減るという試算もあります。特にエンジン部品、駆動部品等の製造業者が大きな影響を受けると言われているところです。 現在、みやこ町では自動車関連の企業が16社ありますが、エンジン部品をはじめ、電動化の影響が懸念される部品の製造を行っている企業はないようです。したがいまして、エコカーの普及が、即、町内の雇用に影響がないことを期待しますが、脱ガソリンエンジンの進展による自動車産業全体の大きな構造変化の中で、生産体制や生産拠点の見直しなどが進み、結果として町内企業の生産や雇用に影響を及ぼす可能性は十分にあると考えております。 町としましては、今後の社会情勢を注視しつつ、あらゆる可能性を考慮しながら、企業の新分野への進出、また生産技術の他部門への転換やその支援制度などについて、国・県などの関連部署から情報収集を行い、企業連絡協議会などを通じて積極的に情報提供を行ってまいりたいと考えております。 新型コロナウイルスワクチン接種について、お答えいたします。 本町では、5月より新型コロナウイルスワクチン接種の集団接種を進めてきましたが、8月28日に集団接種を終了し、引き続き個別接種による町内の6医療機関のみの接種に変更してきたところです。 8月30日現在、本町の12歳以上の方の接種状況は、1回目の接種が1万1,835人、67.4%、2回目の接種が1万225人、58.2%となっているところです。 この接種状況は、全国の1回目の接種率が48.6%、福岡県の1回目の接種率が50.04%と、いずれの接種率よりも高い状況であり、本町の接種状況は進んでいるところです。 しかし、8月20日より緊急事態宣言が発令されているところですが、この地域においても感染者が増加しているところです。 感染者については、保健所で全て管理がされており、本町では、重傷者及び無症状者の把握を行っていないところです。 町としましても新型コロナウイルスの感染防止のため、公共施設等の使用制限、また、防災行政無線等を使い、住民の皆さんに注意していただくように周知を図っているところです。 次に、生活困窮者の状況について、お答えいたします。 まず、生活保護の受給状況ですが、6月末時点の受給者状況を昨年の同時期と比較しますと2.9%減少しています。また、今年4月から6月の生活保護の新規申請件数も、昨年度の10件から今年度は6件となっており、受給件数の増加は認められておりません。 しかし、その一方で、みやこ町社会福祉協議会が窓口となり行う特例貸付である緊急小口資金や総合支援資金の件数は、2月から総合支援資金の再貸付が申請できるようになったことなどの理由により、高止まりが続いておりました。7月にようやく減少していますが、この貸付期間が11月末までに延長されたことにより、今後の申請状況を注視する必要があると考えています。 また、国は総合支援資金の再貸付を利用しても、なお生活が困窮している方を対象として、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の受付を、福岡県自立相談支援事務所において8月から受け付けているところです。 今後は、生活に困窮されている方が、できるだけ早期に生活再建ができるよう、各種貸付制度や相談窓口の活用を行うとともに、制度の周知や各関係機関との連携と迅速な対応で、生活困窮者の支援を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 自動車関連の会社16社あるというふうに答弁されましたので、このうち従業員者数はどれだけおられますか。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 9月3日現在、会員企業の従業員数18社ございますが1,326名、そのうち町内在住者は全体で294名おりますが、その中で、自動車関連に限ってみれば、従業員数は全体で1,203名、そのうち町内在住者は253名というふうになっております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) だから、こういうふうに自動車産業に関連して、従業員者数も結構かなりの数に上ります。 福岡県が全国的に自動車産業の盛んな県ではあります。統計的に全国的にも生産額において、なんか上のほうに行っております。大体、輸出関連の生産が進んでるんじゃないかなと思っています。 この地域では、日産が苅田にありますし、若宮市にはトヨタがあります。それから、ダイハツが中津にございますね。そういう関連に勤めておられる方も結構いらっしゃるんじゃないかというふうに思っておりまして、電動化によって部品もさることながら、雇用に多大な影響が出るんではないかということを心配しております。 そこでこの担当を、こういう変動に対して関わっていく担当というのはどこでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 担当ということで言えば、現在の行政組織上、商工業に関しては観光まちづくり課が担当しておりますので、そのようになるかと思います。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) 観光まちづくり課が担当ということですので、こういう日頃から、この町においても重要な産業であります。で、そこらが町の、何ていうかな、発展等に寄与してることはもう重大な関係があると思います。 まちづくり課のほうがこういう課題について、しっかり検討していっているのかどうかということをお尋ねしたいんですが、どういうことで関わろうとしておりますか。 ○議長(田中勝馬君) 川本観光まちづくり課長。 ◎観光まちづくり課長(川本英紀君) お答えいたします。 先ほど町長の答弁にもありましたとおり、直接的にエンジン関連の部品を製造している企業が町内になくても、脱エンジンガソリンの進展によりまして、自動車産業全体の大きな構造変化なり、生産拠点の再編なりが考えられます。 町内生産高や従業員数などから見ても、みやこ町は製造業の比重が高い町ですので、その影響は大きいものと予想されます。 町としましては、現在ある制度、例えば過疎法に基づく工場誘致奨励条例、地域未来投資法に基づく企業誘致奨励条例、また、中小企業等経営強化法に基づく先端設備導入制度等によりまして、税制上の優遇措置を積極的に活用していただくなどして、企業の事業展開を後押しし、それが業績の向上、ひいては雇用の下支えにつながるものと考えております。 また、第3次総合計画にもありますとおり、統廃合した公共施設等を有効活用した企業誘致も推進して、既存の事業所の支援とは別に情報サービス業等、多様な業種の町の誘致を推進し、さらなる商工業の振興、新たな雇用の創出に努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野議員。 ◆議員(柿野義直君) そういうふうにこう、たらたらっとこういうふうに述べられても、実際にどういうことをやっているかということなんですね。町との関わりについては、企業団体がありますよね、町が組織してるわけじゃないでしょうけど、民間の企業団体とどういうふうな協議をやっておられますか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 詳細については川本課長からお話がありましたが、町としては、企業連絡協議会を組織したり、あるいはまた個人的に企業が抱えてる諸課題について、その問題についてお聞きし、一例ですけども、例えば車の出入りが悪いので道路の整備をしてほしいとか、そういうような要望もありまして、その際、どういうふうにしたらいいのかと、それはまた建設課等の相談もしながら今日までやってきたという状況でございます。 いずれにしても、この町内でできることは町内でそういった連絡協議会をやる。また、大きく考えたときには、北九州市を中心とし、福岡県も巻き込みながら、京築あるいは筑豊も含んだ中でのそういったこの自動車産業、あるいは基幹産業であった鉄等のことも含んで、そういったことを考えていく必要があるのではないかなということで、そういった協議会等は常に行っているという状況です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野議員。 ◆議員(柿野義直君) 企業連絡協議会の中でそういうお話をされているというふうな話ですよね。私はこの自動車電動化の中で、大きく構造的に転換していく、変わっていくということで心配も多々あるんじゃないかなというふうに思っています。特に政府のスケジュールも早いですし、民間の経営者も心配をしております。だから、おそらく町内におられる企業の経営者、あるいはその連絡協議会のメンバーにも多大の心配があるんじゃないかと思っております。 で、私はこの間のまちづくりについて、町長は、観光まちづくり課という名称でもあるように、観光になんか力を入れてるみたいですが、農業やこの企業のそういう構造変化の中で心配事、これについてやっぱり真剣に今後は考えていく必要があるんじゃないかなというふうに思ってるんですね。 だからそこに、人もお金もつぎ込んで、しっかり日頃からの情勢を分析して、これに対応していけるように手を打っていかないといけないと思っておりますが、その点については、町長、どういうお考えですか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 確かに、「観光まちづくり」という名称で「観光」という名前が先に出ておりますけども、農業の問題にしても私は担当課とも相談をしながら、やっぱり農業をして年収1,000万円あるようなそういう農業をしていかないと、みんな農業をしないで民間企業に行けばいいと。私はそういうことじゃなくして、どうしたら農業で生活ができるのかと、そういうところを考えた政策をやっていこうということは、再三これまで言ってきております。 しかしながら、なかなか専業農家が少なく、いわゆる兼業農家を目指す方が多いなというのがこの地域の私は状況かなというふうに思っております。ハウスを造ろうというんであれば、もっとハウスを造って、私はそういった米ではない農業をやってほしいなということも考えておりますけど、なかなかそういう状況にはなってきていない。 また、みやこ町だけがその企業でよくなるということはないと思うんですよ。先ほど申し上げましたように、この地域全体で一緒になってやっていかないと、みやこ町だけが企業を誘致したから来ると、私はそうは思っておりません。だから、さっき申し上げたように、福岡県、北九州市、そしてこの京築全体を踏まえて、その中で企業誘致をしながら、どういうふうにして我々が生活ができるのか。我田引水だけでは私はいけないと思っておりますので、そういう意味で福岡県知事ともそういう話をし、北九州市長にもそういうことを提案をしながら、そういう会議をやってるという状況でありますので、議員がおっしゃるように本当にこれは深刻な問題ですので、地域の雇用をどう守っていくのか、そのことは本当に大事ではないかなというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) そういうふうにお話しされても、具体的にどういうことをやってるかが問われてるんですよね。で、私はやっぱり担当課をしっかり決めて、この問題については、どういう方がどういうことをしっかり企業と連携しながらやっていくかということを、やっぱり目に見える形で示していだだきたいと思ってます。 で、自動車産業に限らずこの地域は、周辺の都市に大きな企業がございまして、そこに勤めてる方がいらっしゃいます。多くみやこ町から出ていっておりますので、そうしたところの企業環境、こういうところもしっかり分析をしていただきたいなと思っておるんです。 この輸送機の関係、自動車関連ですけども、もうほとんど北米やヨーロッパへの輸出・輸入との取引はだんだん相対的に小さくなってきておりまして、アジアを中心に拡大しているわけですね。特に中国は、北欧やヨーロッパと合わせた額ぐらいの取引高があるわけですよね。中国に対しても、しっかりした考え方を持っていく必要があるんじゃないかなと思うんですね。あたかも人権問題とか等々で政府のほうがおっしゃるけれども、貿易というか商売の関係では、切っても切れない状況になっておりますので、中国関係についてはしっかり対応をしていかないといけないなというふうに私は思っております。 こういう課題について端緒であります。これがきっかけであります。今後も質問させていただきますけれども、時間が限られておりますので、次のコロナ対策についてお話を進めます。 ワクチンの接種の状況については、今御報告をいただきました。重症者から無症状者までの実態については、どういうふうに把握されておりますでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 新型コロナウイルスの感染者の確認に至るまでの流れになりますが、まず、御本人さんが調子が悪いということで、まず病院のほうにかかられるかと思います。で、病院のほう、個別の病院のほうでPCR検査等を行いまして、無症状の方、重症の、熱が発熱されてる方等がいらっしゃるかと思いますが、御本人さんの状況を踏まえたところで病院の先生のほうでPCR検査等の判断をしていただいてるかと思います。で、その結果、PCR検査で陽性という話になりました折に保健所のほうに話が行きまして、保健所のほうから御本人さん等に濃厚接触者の関係とか、御本人さんの状況とか、あと、その後どうするかという話を保健所のほうでさせていただいております。無症状者と重症者の方等がいらっしゃるかと思いますけれど、御本人さんの状況に応じて、まず判断をした上でされてるというような状況になっております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野議員。 ◆議員(柿野義直君) この町長の御回答では、重症者及び無症状者の把握は行っていないというふうに御回答いただきましたが、それはどういう理由ですかね。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) こちらのほう御答弁のほうでさせていただいておりますが、陽性の結果で、無症状者で重症者等いらっしゃるかと思いますが、その関係につきましては、全て保健所のほうで所管をしております。保健所のほうで無症状であっても重症であっても、陽性者については全て管理がされてるということです。 ○議長(田中勝馬君) 柿野議員。 ◆議員(柿野義直君) 私は、町としてやっぱり重症者あるいは中等症、あるいは無症状というのを、やっぱりこれしっかり把握しておく必要があるんじゃないかなというふうに思ってますよね。そうしないと、町としての予防対策が打てないんじゃないかなというふうに思ってます。分かりますか。 それで、それがなぜ、県のほうが地方自治体、我が町にそれを報告いただけないのかということであれば、強くやっぱり要望しないといけないというふうに思ってますよね。その件については、どういうふうにお考えですかね。要望しますか。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 8月の盆明けから、この全国的にもそうですが、第5波と言われる波が訪れました。で、京築、こちらのほうも盆明けから感染者の状況というのが飛躍的に増えてきたところです。 で、その折に、1市2町の担当者と医師会、それから保健所の方々とお話合いというか会議を持ちまして、今の京築の状況等も踏まえたところで話合いを行っております。その折に、ちょっとそういった個別、個人情報になるかと思うんですけれど、陽性者の状況とかそういったものを教えてもらうことができないのかということも併せてこちらのほうからお話はさせていただいております。 ただ、やはり保健所といたしましても、個別に関わる個別情報については、こちらのほうに誰々ということまでは教えていただくことができないということでありました。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 柿野議員。 ◆議員(柿野義直君) 個人名は別にして、件数やできたら地域の散らばりについては、やはりきちっと把握しておく必要があるんではないかというふうに私は思っております。 それから、学校でのコロナについては、何件か学校ではないのか分かりませんけれども、小中学生で出ているというふうな話を伺っております。そうすると学校の中で学校閉鎖、休校、あるいは学級の閉鎖というのは、どういうルールで行われるかということはあらかじめ検討しておく必要があるんじゃないかなと思っておるんですが、この点についてはルールをどういうふうに作ろうとしておりますか。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長川寄光一郎君) ただいまの質問にお答えします。 もう国、また県から、学校の学級閉鎖、また学年閉鎖、休校をする場合の標準的な人数などについての通知は届いております。個別にそのときの状況を見て判断しながら、最終的には決めていくというふうな文言も書かれておりまして、一概に1人出たからこうですよとか、2人出てるからこうですよという書き方ではなく、そういうふうな指示が届いてますので、それを参考に、うちのほうとしては今後対応を取りたいというふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員。 ◆議員(柿野義直君) それは、上のほうからの通達はそうかも分かりませんが、やっぱりきちっと町としてのルールづくりをやっぱりしっかりしておく必要が私はあるというふうに思っておりますから、その点については検討いただきたいと思います。 それから、緊急小口貸付金等総合支援貸付金については、現状がどういう数字になっておりますでしょうか。それから、回答いただけなければ時間がありませんから、資料で頂きたいと思います。 それから、一つ提案ですが、このPCR検査を、大規模にPCR検査がやれる機械が日本で開発されておりますよね。今後は、PCR検査を大々的にやっていく必要があるんじゃないかというふうなことを指摘されております。町として、こういう機械を導入してコロナ対策に当たる考えはございますでしょうか。その点については、御回答いただいて終わりといたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) PCR検査につきましては、担当課と相談をしながら話を進めていきたいと思っております。 ◆議員(柿野義直君) ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) 柿野義直議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) 一般質問を続けます。 通告順位5番、議席番号1番、内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) こんにちは。議席番号1番の内田直志です。通告に従って質問させていただきます。 今回は、国道201号整備事業の進捗、通学路における危険除去、町在住外国人の人権保護の3点について質問します。 初めに、国道201号整備事業の進捗についてです。 昨年、国道201号の整備事業が正式に始まり、住民や関係者を対象にアンケートが行われておりました。ルート案として、北ルート、現状拡幅、南ルート案が示されておりましたけれども、本年、南ルート案に決まった旨、議会に説明がありました。そこで、以下2点についてお伺いします。 1点目、決定されたルート案の概要、2点目、今後の事業スケジュール。 次に、通学路の危険除去についてです。 去る6月28日、千葉県八街市で下校中の小学生に飲酒運転のトラックが突っ込み、5名が死傷するという痛ましい事故がありました。これを受け、政府は、通学路の安全確保と飲酒運転根絶に向けた取組を対策の柱とし、9月までに全国の通学路を点検するよう指示と報道されております。そこで、以下お伺いいたします。 1点目、本町における通学路の危険箇所の現状、2点目、今般の事故を受け、危険除去に向けた町の対応。 最後に、町在住外国人の人権保護についてです。 我が国の労働力人口の減少を補うため、外国人労働者の受入れ人数は増えており、令和3年1月時点で、全国で172万人となっております。本町においては、4月時点で約160名の方がいらっしゃると伺っております。 新型コロナウイルスの影響で受入れ人数の増加率は鈍化しているようですけれども、増加傾向は今後も継続すると考えられます。 このように、グローバル化の影響は本町も無関係ではなく、世界的な問題がみやこ町のまちづくりに少なからず影響することも十分考えられます。そこで、以下お伺いいたします。 1点目、本町における外国人労働者の現状について、2点目、本町在住の外国人の人権保護に関する町の取組について。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 内田直志議員の質問にお答えをいたします。 国道201号、香春町から行橋の整備につきましては、国土交通省九州地方整備局北九州事務所において、新規事業化に向けて令和元年より、計画段階評価が進められてきました。 現在の状況は、令和3年6月28日に、第3回九州地方小委員会が行われ、概略ルートや構造等に関する対応方針が決定されているところです。 決定された概要としましては、現在の国道201号より南側を通り、道路構造としましては、盛土を基本とするバイパス整備となっております。 今後の事業スケジュールとしましては、環境影響評価・新規事業採択時評価と手続が進められ、その後、新規事業採択となり、測量・地質調査・設計等の道路整備事業が進む予定です。 なお、新規事業採択までに行われる環境影響評価及び新規事業採択時評価等には、一般的には3年から4年の時間がかかると言われており、測量・地質調査・設計等の事業着手は5年後以降になる見込みと思われます。 学校教育につきましては、後ほど教育長から答弁をいたしますので、よろしくお願いをいたします。 町在住外国人の人権保護についてお答えをいたします。 まず、本町における外国人労働者の現状についてです。9月3日現在において、みやこ町企業連絡協議会の会員企業18社のうち、外国人技能実習生を受け入れているのは11社で、合計人数は195名です。国籍としましては、およそ90%がベトナム国籍です。また、195名中、みやこ町在住者は71名で、全員がベトナムの方です。 次に、本町在住外国人の人権保護に関する町の取組についてお答えいたします。 外国人差別には様々な要因がありますが、その一つとして居住している地域との意思疎通が不十分であることが考えられます。 当該外国人の住んでいた国や地域では当たり前にできてたことが、日本ではできなくなることがあります。例えばごみの捨て方については、ベトナム語訳のごみのパンフレットを作成し、自転車の交通マナーについては、福岡県の作成した多言語対応のパンフレットと併せて配布しています。あわせて、企業連絡協議会の会員企業の皆様には、外国人技能実習生のサポートとして、行政の支援できることがないか呼びかけています。 小さな御近所トラブルを未然に防ぐことで、在住外国人を孤立させないことも、人権保護への重要な取組と考えます。 また、新型コロナウイルス感染症対策に関する情報提供のため、県などから配信される多言語翻訳版のコロナ対策のチラシなどを企業経由で外国人技能実習生へ配布してきたところです。去る7月中旬には、福岡県福岡労働局及び公共職業安定所が策定した「企業と人間」という冊子データを各企業に配信し、外国人労働者の採用や人事管理、就労環境の適正化などをお願いしたところです。 2015年9月の国連サミットで採択された、Sustainable Development Goals、略しますとSDGsですが、17の目標のうち、目標3に、「すべての人に健康と福祉を」とあります。また、目標10には、「人や国の不平等をなくそう」とあります。 みやこ町としましても、国内法令の遵守はもちろん、この国際目標にも沿った形で、外国人の皆様の人権保護に今後とも努めてまいりたいと考えております。 ○議長(田中勝馬君) 桝口教育長。 ◎教育長(桝口広二君) 通学路の危険除去についての御質問です。 本町では、町内の通学路について、児童生徒が安心して通学ができるように、通学路の安全対策を推進するため、みやこ町通学路安全推進協議会を設置しております。 この協議会は、国道、県道、町道の道路管理者、警察機関、町立小学校長の代表、町の交通安全所管課及び教育委員会の代表で組織され、年1回程度会議を開催して、通学路の危険箇所の調査点検及び改善を行っております。 しかし、昨年度は新型コロナウイルス感染症防止対応のため開催できませんでしたが、今年度は、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら開催に向け準備を行っております。 本年度は各学校から危険箇所として改善要望のあった件数は49件で、路側帯や横断歩道等のライン補修、道路上の標識明示やカーブミラーなどの設置が主なものです。 教育委員会としては、この会議の中で関係機関に対し、通学路の安全確保に向け、強く要望を行ってまいりたいと考えております。 また、今年度は新たな取組として、毎年開催されている──本年は10月25日月曜日予定ですが──福岡県知事・県幹部と県町村会理事との協議会において、通学路の安全対策に対する補助金について、新たな要望を行っております。 各学校においては、保護者や地域の方々と協力し、児童生徒の安全確保に努めるとともに、児童生徒が危険を予測し、それらを回避して安全な行動が取れる力を育成するよう安全教育の充実にも努めてまいります。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) 御回答ありがとうございます。 それでは、最初の国道201号の整備事業の進捗について、②に戻りたいと思います。 ここの質問の趣旨は、国の事業なんですけれども、大いにこのまちづくりに関係してくることですので、住民の皆さんと情報共有したいと、そういう思いで質問させていただいてます。 南ルート案に決まったということなんですけれども、香春町から仲哀トンネルを越えて、トンネルを抜けたらどこかの場所で右手のほうに曲がって、そして防衛道路を上へ行くということですよね、ということは。で、そのまま行橋のほうに行って、またどこかで旧201号を越えて行橋のほうにつながると、こういうルートだというふうに理解しております。 基本的に全線は4車線化進めていますので、みやこルートも4車線ということでよろしい、そういう認識でよろしいでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) 今、議員が御説明のとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) それで、構造としてはおおむね盛土だということで、盛土になりますとその地域は見渡せなくもなりますので、ある程度分断されるような形になります。ですから、その盛土のどこにトンネルを掘って、この分けられたられた2地域をつないでいくのかっていう、これはやっぱりまちづくりの一つだと思うんですよね。 それから、企業誘致も今後考えているならば、全くもう、みやこ町素通りするのか、それとも途中でどこか接続を考えるのか、とかですね、いろいろまちづくりという観点から、住民の皆さんの声聞きながら、町から国に要望することもあると思うんですけれども、今後、まだ、少し時間あるようですけれども、どういう形で、住民の皆さん声聞きながら、今言ったようなものも含めて、道路を造って、町をつくっていく。どういうふうに進めていくのか。現時点でお考えがあれば、御認識について、教えていただければというふうに思っておりますけれど。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) 御質問にお答えします。 現在、都市整備課においては、まちづくりということでございますけども、現在、都市整備課において、まちづくりの基本となる土地利用の見直しの調査を行っております。その中で、国道201号の整備に伴う課題の整理や道路の機能強化に伴う効果的な土地の利用などを、それらの実現に向けて、具体的な土地利用の誘導等の中で、住民の意見も交えながら検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) ぜひ、住民の皆さんの声を聞く仕組みをしっかりとつくった上でやっていただければというふうに思います。 それから、今度は、豊津地区、犀川地区から、本庁へのアクセスが大変であるという声は、恐らくもう、いろんな方から言われているんだろうというふうに思います。この整備事業を機に、ぜひとも、スムーズに本庁まで行ける形を取っていただきたいというふうに思っています。1番考えやすいのが、県道242号の大久保犀川線、こちらを本庁へ延伸する等、併せてやっていただければというふうに思います。前回もそういう形で質問させていただいたんですけれども、改めて、ここで、強調させていただきたいんですけど、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) コロナがなければ、先ほどの質問に戻りますけども、町民の皆様の意見も聞きながら、いろんな形で、そういったお話をしたいと考えておったんですが、残念ながら、本当にアンケートだけで終わってきているような状況ですので、少し、地域の皆さんの声が聞くことができてないなというのを私も反省はしております。早く終われば、そういうことも考えながらやっていきたいし、また、犀川大久保線の延伸も考えた、そういうことも考えて、この機に一緒にやっていきたいとそういうふうには考えております。それはどういうふうにするのか、県や国との調整もあろうかと思いますので、このことは、本当に、このときにやらないと、禍根を残すんじゃないかなと思っておりますので、そういうふうにしていきたいと思っております。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) ぜひ、よろしくお願いします。 それでは、通学路危険除去についてに、移りたいと思います。 ここでの質問は、私も、地区によって、ずっと警察のほうに危険除去について要望を出しているけれども、なかなか難しいところもあると、しかし、今回の八街市の事件、事故があって、国のほうも、これは、やっぱり、どうにかしなければならないと、あそこの市においても、もともと地元から要望があったけれども、飲酒運転とはいえ、結局そうなってしまったと。ですから、みやこ町も、状況は違うにしても、やっぱり、住民から、ずっと要望出ているようなところもありますので、今回のこれを機に、今までと違う何か取組あるんですかというところをお尋ねしたいんです。その部分について、何かありましたら、よろしくお願いします。 ○議長(田中勝馬君) 川寄学校教育課長。 ◎学校教育課長川寄光一郎君) ただいまの質問にお答えします。 昨年度は、回答させていただいたように、会議等も開かれずに、うちのほうから、例年のようにお願いという形だけで終わったんですが、今年は必ず実施をしたいと、もう、こちらのほう答弁書いておりますとおり、強く要望していく、学校教育課としては、このような事故が、八街の事故のような、こういう事故が本町で起きないように、強く要望してまいりたいというふうな気持ちが一つで、今後、このようなことが起こらないように、それぞれの道路の管理者なども、きちんと今後は対応していただけるというふうな思いも持っておりますので、強く強く要望していきたいというふうな思いがあります。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) この御回答いただいた中には、通学路を変えて、そこを学生さん通ってもらうというようなことも一案としてあると思います。しかし、考えてみると、結局、人に頼ることに限界があるから、なるべく、ハードの面で、そうならないようにやっていこうというのが、最も根本的な私は問題解決だと思うんです。そうなると、やっぱり、お金のかかる話ですから、その部分で、何か国のほうから予算がついたりするのかなというのは少し期待していたんですけれども、ちょっとお話聞く限り、必ずしも、そうではないので、可能であるならば、みやこ町のほうで、独自の政策として、そういったこともありではないかなと思っています。 子供たちに、通学路のときは、ここ、通れよと言っても、帰り通らないとも限らないし、学校終わって遊びに行くとき通らないとも限らないですね。もちろん通るの学生さんだけじゃありません。先ほどお話させてもらった外国の方々も通っていらっしゃるところもあります。そういうことを考えると、やっぱり、根本的にはハードそのものを変えなきゃいけない部分もあるんじゃないかなというふうに思っていますので、引き続き御対応いただければというふうに思います。 それから、国道496号なんですけれども、これは結構、学校通りとも言っていいほど、学校の多い通りなんですね。犀川のほうから言うと、伊良原学園から始まって育徳館、それから豊津小学校、中学校、行橋に行くと、泉小、行橋高校、京都高校と、多くの学生さんが実際使って、自転車で行き来しているの、私もよく目にしております。錦町からマルショクまでは拡幅ということで、ある程度、危険除去されると思いますけども、そこから先、八景山までのところとか、やっぱり危険だなというところもありますし、夜、どうなのかな、暗くないかなと思うところもありますので、ぜひとも、496号も学生さん多いので対応いただきたいんですけど、現時点で、この496号の御認識はいかがなものでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 桝口教育長。 ◎教育長(桝口広二君) 今、内田議員が御指摘したとおり、みやこ町も豊津小学校、豊津中学校、育徳館中学校、高校ですね、大変、道幅が狭くなっている部分もあり、危険な箇所もございます。そういった意味では、今、言われたように、道路の拡張、そういうところも大事な環境整備になってくるんではないかなという具合に考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) ぜひとも、よろしくお願いします。 それでは、次に、時間もありませんので、町在住外国人の人権保護についてお尋ねしたいというふうに思います。 世界を見渡すと本当に多くの難民問題や人権問題が日々報道されています。最近では、アフガニスタンにおけるタリバンの復権と米軍の撤退による同国の避難民の問題であるとか、少し前は、ミャンマー国軍によるクーデターの問題もありました。それから、2011年から続くシリア内戦の問題など、ずっと尾を引いている、難民問題であったり、人権問題ということが日々報道されております。その中で、本日は中国政府の新疆ウイグル自治区のウイグル族の人権問題について、少し御紹介させていただきたいというふうに思います。 同民族は、トルコ系の民族であり、イスラム教を信仰しております。1930年代と40年代に二度にわたって、数年ですけれども、東トルキスタン共和国という形で独立を果たしております。中国政府による民族統一政策は周知のとおりですけれども、2014年に同地区のウルムチ駅によって、独立派組織によるテロ事件をきっかけに、ウイグル族に対する当局の対応は厳しくなったと、このように報道されております。その内容が強制労働、拷問など苛烈を極めており、民族の集団虐殺、ジェノサイドであると欧米各国が非難決議を可決するなど、世界中からも厳しい目が向けられております。 一方で、我が国はどうかといいますと、国会において、「新疆ウイグル等における深刻な人権侵害に対する非難決議」というものが超党派によって採択に向けて進められておりました。しかし、今年6月の国会で、採択の目前にもかかわらず、最終的には見送りになりました。このような事件について、私も関心を持ち、心痛めておりましたけれども、実際、ただ、自分が何ができるのかと、基本的には国の問題だということで、自分自身を納得させていたんですけれども、住民の方から、本件に対して、地方議会であっても、意見書を出すなど行動できないかと、こういう御相談がありまして、今回の質問になったということであります。 もう1点、気になる報道もあります。それは、国際問題が国内事業者や基礎自治体にも影響が及んでいるという事実であります。例えば、太陽光発電のソーラーパネルの製造であったり、綿、綿花ですね、こちらの製造が、ウイグル族が強制労働させられている可能性が指摘されており、この綿花、綿に関しては、世界的な法人企業も、日本の企業も追及されております。それから、TikTokやLINEなどSNSの活用の安全保障上の問題提起が各自治体に及んだと、こういう事態も実際にありました。こういうことを考えますと、みやこ町でも、メガソーラーをはじめ、多くの太陽光発電があり、ソーラーパネルが使われておりますので、必ずしも、みやこ町は、安全なところにいるよということは言えない。そして、そういう時代になったんだなというふうに、本当に痛感させられます。 そこで質問であります。これらの国際問題と自治体への影響、今言ったような影響があるというところを、まず、みやこ町として、どういう形で認識されているのか。いや、もう、大丈夫だよと、あれは、まだまだ遠い国の話であるという認識なのか、それとも、やっぱり、こういう時代だから、何か準備しておかなければいけないよねと、そういう認識なのか、その部分について、教えてください。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 非常に難しい問題ですね。私も40数年前、内田議員が生まれる前に、イスラム教とは何ぞやということをヨーロッパで経験をしてきました。そのときに、多分、こういうことが起こるだろうなということを私自身イスラムの方から学びました。非常にこの宗教観というのは難しくて、キリスト教の世界、イスラム教の世界、ユダヤ教の世界、仏教の世界、いろいろあってですね、我々は何をすべきかということを、これは国家間で考えるべきことだと思うんですが、私個人的には、いろいろ思いはありますけども、まだ、地方議会の中において、そういうことをどうしたらいいのかって、正直申し上げて、非常に難しい問題ですね。議員もアラブ諸国で仕事をしてきまして、イスラムの世界の人たちの考え方を理解していると思います。そういう考え方と、また我々の考え方とには、かなりの相違があるんですね。そういう中で、どういうふうにしていったらいいのか。本当、言わんとすることは分かります。これは、果たして、この議会の中で、どういうふうにすべきかということは、今後考えていかなきゃいけないし、これは、やっぱり、国がね、私は、しっかり考えて対応していくべきだと思いますので、なかなか、ここで、どう思うかというのを、個人的には、私は、思っておりますけど、それをイエスかノーかで答えると誤解を招いてもいけませんので、あえて申し上げませんけど、心は痛めているということであります。
    ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員。 ◆議員(内田直志君) ありがとうございます。実際の行動となると本当に難しいなというふうに思います。 そこで、1点提案です。少なくとも、例えば、今回は、このウイグル族の方について御紹介させていただきましたけれども、彼らの訴えを聞きますと、とにかく無関心でいないでほしいと、状況を知ってほしいということが述べられています。ですから、例えば、町内で、図書館であったり、学校の図書館であったりに関して、こういうウイグル族も含めて、様々、世の中いろんな問題があって、子供たちも学んで、いずれ、そういう文化と触れ合うわけですから、そういう今あるような問題を知る機会をですね、機会と場をつくっていただきたいというのが1点。  それから、みやこ町、恐らく、今後、外国からの方、私、増えると考えています。それは、嫌とか、いいとかじゃなくて、日本人が減っているわけですから、増えると思います。そうなると、自分の国でいろんな政治的な事情を抱えて来られる方もいると思います。先ほど町長の御答弁にもありましたけれども、孤立させるというのが1番よくないと思うんです。今、どうだというのは、ちょっと私も詳しく把握はしてないですけれども、ベトナムの方おられるようですけれども、今後いろんな方が来られたときに、日本人と変わらない寄り添った行政運営をしていただきたいというのがもう一つのお願いであり、提案であります。その部分について、一言いただければと思います。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 私も外国で生活した経験がありますので、そういう思いをしたことはありますので、私は、心優しく対応する、そういう地域でありたいなと、そういう気持ちで接していきたいと思っております。 ○議長(田中勝馬君) 内田議員。 ◆議員(内田直志君) ぜひとも、よろしくお願いします。 以上で私からの質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) 内田直志議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩といたします。始まりは、14時25分です。よろしくお願いします。午後2時13分休憩………………………………………………………………………………午後2時23分再開 ○議長(田中勝馬君) これより休憩前に引き続き会議を再開いたします。 一般質問を続けます。通告順位6番、議席番号12番、熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 12番、熊谷みえ子でございます。本日、大項目、4つほど掲げております。時間内、なかなか足りないかも分かりませんが、御協力をどうぞよろしくお願いをいたします。 まず、新型コロナウイルス感染症対策について掲げております。 ワクチン接種状況については、この間、全員協議会等で報告を受けてまいりました。今回は、妊婦への接種を早期に進めるための取組ということで上げさせていただいております。 2番目は、無症状者を含めて、積極的な検査実施を求めるものでございます。 PCR検査、抗原検査拡大をすべきだと思いますが、その件に関して、検討状況についてお伺いをいたします。 医療施設をはじめ、保育所、学校、高齢者施設などへと、クラスターが発生した時期には一定行ってまいりましたけれども、疑問がある場合に何回も受けられるような、そういう体制が必要かというふうに思います。菅政権のコロナ対応の致命的な欠陥で、さらに感染が広がっている今、国任せではなく、町としての取組を求めるものです。 次に、2番目の後期高齢者医療費の制度についてでございます。 75歳以上の窓口負担2割への引上げが取り沙汰されています。みやこ町での現状、対策、どのようにしてるのか、お伺いをいたします。 国が示しているのは、年収が単身で200万円以上、複数世帯で320万円以上の約370万人が対象となると言っております。後期高齢者医療制度は、高齢者の受診を抑制するための仕組みであります。受診の数を減らす、通院を減らさざるを得ない、そのような方が出る、必要な治療も受けられなくなるようなことになりかねません。この件について、町としての対応を前回求めてきたところでございますが、その後の対応についてお伺いをいたします。 3番目に、国保税の軽減についてでございます。 新型コロナウイルス感染症対策の影響による国保税の減免等についてと、各種また給付金の減免申請の際の収入認定についての対応を問うものでございます。 この間、コロナ対応で、一時支援金、また月次支援金等の支給を受けられる方がございます。国では50%以上の減収の方が対象、県では30%から50%の方が対象となります。しかし、この一時金の収入を受けることによって国保税が引き上げられる、そういう方が出てまいっております。その件について、町の姿勢を問うものでございます。 4番目、土地利用規制法への対応について伺います。 重要施設とされている自衛隊基地施設周辺及び所有者等の調査の実施状況など把握しているか、お伺いをするものでございます。 重要施設築城基地及び高射隊を抱える注視区域に住む住民への情報開示など行うこととさせていただいております。この件に関して、深夜、突然採択をされた、この重要土地利用規制法でございます。問題点を多数抱えている問題であります。 また、みやこ町においても、決してこれは無関係ではありません。築城基地を抱え、そして高射隊を抱え、そのような地域に住む者にとって、平和に関わる問題でございます。この件について、町長の姿勢を問うものでございます。 以上、大きな4点について、この壇上での質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 熊谷みえ子議員の質問にお答えをいたします。 最初に、妊婦のワクチン接種に係る取組についてお答えをいたします。 8月の広報紙でも既にお知らせをしていますが、京都医師会の協力により、7月中旬から京都医師会管内の3か所の産婦人科にて、かかりつけ医の管理の下、適切な時期に接種を進めていただいています。 また、福岡県では、妊娠している方及びその同居人を対象に、9月中旬以降、県内9か所の接種会場にてワクチン接種を進めていく予定です。 次に、PCR検査、抗原検査の拡大についてお答えいたします。 まず、新型コロナウイルスへの感染が発生した場合、検査等については保健所において行っています。保健所では、感染者となる方の濃厚接触者、また濃厚接触者にはなってはいませんが無症状で感染が疑わしい方についても、保健所と相談の上、可能な限り検査を実施しているところです。 御質問のPCR検査、抗原検査については、福岡県からも抗原簡易キットの配布について通知がされてるところですが、検査を行うに当たり、医療従事者もしくは検査に関する研修を受講した者が立ち会いながら実施することが求められているところです。 次に、後期高齢者医療費、75歳以上の窓口負担2割への引上げについての質問にお答えをいたします。 健康保険法等の一部改正により、後期高齢者の医療費窓口負担は、現在の1割及び3割に加え、2割負担の区分が導入されます。 みやこ町の現状は、被保険者約4,040人のうち、1割負担が約98%、3割負担が約2%です。窓口負担が2割となる被保険者数を国は約20%と推計しており、施行時期については、令和4年度後半までの間で政令で定めることとされています。 2割負担への変更により影響が大きい外来患者への配慮措置として、施行後3年間、1か月分の負担増を最大でも3,000円に収まるよう、3,000円を超えた分が高額療養費として払い戻されることとなっています。 今後も国や福岡県後期高齢者医療広域連合の動向を注視するとともに、高額療養費制度を知らずに申請漏れが起こることがないよう、被保険者をはじめ、広く周知に努めてまいりたいと考えています。 次に、新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税の減免についてお答えいたします。 令和3年度も令和2年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症により収入が減少した世帯などに対し、申請に基づき、国民健康保険税を減免する措置を行っているところです。減免申請における各種給付金の取扱いについては、減収見込みを算出する際には、その給付金を除き算出することとなっております。 なお、令和2年度における新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税の減免については、22件、減免額456万5,400円となっております。 次に、土地利用規制法への対応についての質問にお答えをいたします。 土地利用の規制については、先頃成立した重要施設周辺及び国境離島等における土地等の利用状況の調査及び利用の規制等に関する法律では、自衛隊施設をはじめとした防衛関係施設を重要施設とし、その敷地の周辺、おおむね1,000メートルの区域を注視区域として指定することができるとされています。 注視区域と指定された場合には、土地利用状況調査のため、関係行政機関及び関係地方公共団体に土地等の利用者、そのほか関係者に関する氏名または名称、住所、そのほか政令で定めるものの提供を求めることができ、その求めがあったときは情報を提供するものとするとされています。これらに基づき、自衛隊基地周辺の所有者等の調査が可能になると思われますが、現在のところ、そのような調査が行われているかは把握できておりません。 また、地域住民への情報開示については、どのようなことができるのか現時点では未定ですが、情報公開条例に基づく請求については適切に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) ワクチン接種が進んだ中で、一定、生活が楽になるかなと思いましたけれども、相変わらずの、やはりまた緊急事態宣言が行われた、こういう中で妊婦さんが大変な事態になると。そういう中で、福岡県も、この通告考えていたときに、実施をするということではございました。 ここでお伺いしたいのは、9月中旬以降、県内9か所の接種会場にてワクチン接種を進めていく予定であると、同居の方を対象にですね。こうなると、現状のみやこ町における医療施設で行っているワクチン接種に関しては、その対象となるのか。どのようにお考えなのか、お伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 福岡県が開催しようとしている新型コロナウイルスワクチン接種についてですが、この話につきましては、以前、7月ぐらいから、福岡県のほうでワクチン接種の大規模をやっていくという話があっておりました。しかしながら、ワクチンの供給量等により延び延びとなってきておりまして、ここに来てようやくワクチン接種を開催するような状況になったようです。 福岡県内の一応9か所において、福岡県民であれば、対象者がありますけれど、その中に妊婦さん及び同居人ということで入っております。そういった方々を対象に、ワクチン接種会場で接種ができるというようなことを聞いております。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 実は、ある御家族、ちょっとお話をしてまして、若い息子のためにワクチンの接種をしたい。しかし、働き方がやはり不規則、そしてそのためになかなか時間を調整できずに取れない状況があると。実は、そういう方は予約することもままならないわけなんです。同居してる親御さんは、もちろんワクチン接種してる。しかし、働いてる若い方は、深夜勤等、またそういう勤務状況による中でなかなかワクチン接種の予約が取れないと、このように悩みもお母さんと話をしたところです。 そこで、職域接種等、みやこ町の場合はどのように進めていくのか。そして、また、そのような方がいた場合、医療機関に一定優先的に、この時間帯ならいいよという形で──渋谷で、応募みたいな、予約なしで行っておりましたけれども、そういう形で取れないかなと、その話をしたときに感じたところですが、そのような検討はいかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 今、お話の中で、職域接種のお話と通常の接種のお話が出たかと思います。 職域接種につきましては、現在、国のほうに各企業さんのほうから申入れをしていただいて、直接国のほうからワクチンを会社のほうで頂いて、会社の中で接種をしていただいております。その部分については、会社と国という話になりますので、町としてはちょっと関与のしようがないところです。 それから、町が行っております新型コロナウイルスワクチン接種についてですが、集団接種会場での接種につきましては、当町ではワクチンの供給量の兼ね合いから、もう、今、閉じさせていただいております。 並行して個別接種等を行っておりまして、今も現在、個別接種、行っていただいております。しかし、この個別接種につきましては、町内の医療機関の先生に御協力を頂いております。この先生方におかれましても、今、ワクチン接種の部分についても頑張っていただいてるところではありますが、ほかにも通常の医療行為を行う診察等が入ってきております。そういったことで、先生の状況に応じて、時間のつくり具合というのを各個別医療機関ごとでされてるところでありますので、今のところ、町から、この時間にやってくれとかいうような形の要請等はちょっとさせていただいておりません。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 急に言われて、回答も無理かと思いますが、町長、そのように、今後、どうしても時間が取れない、そういう方、また予約もしづらい方がいらっしゃる。しかし、みやこ町、8割を超えたとはいえ、やはりそういう方も含めてワクチン接種を進めていく必要があろうかと思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。 次に、検査の問題でございます。 約、これは、前回のみやこ町でしたときの検査料金が2万円、自己負担が2,000円ということで、結構かかっているなというふうに感じています。 福岡県が行っているホームページ上では、9月12日にPCR検査数を3,253人をし、その中で陽性率は8.9%、そして死亡者は2名というふうに9月12日時点の報告が出ております。このように8.9%、2名、この段階ではありますけれども、早期発見、早期治療、やっぱりこれが一番肝心かなというふうに思います。ですから、ここに書かれてるように、医療機関、そして医師会との協議が必要かとも思いますが、身近な方がかかったとかだけではなく、本当に既往症がある方とか、そういう方いらっしゃいますので、必要な方が受けられる体制、ぜひ検討頂きたいと思いますが、一言お願いします。 ○議長(田中勝馬君) 進子育て・健康支援課長。 ◎子育て・健康支援課長(進勲君) 現在の状況といたしましては、この京築管内におきましては、御本人さん、状態等が悪ければお医者さんのほうにかかっていただいて、大体、その病院のほうでPCR検査等を既にされていってるようです。 先ほどの検査につきましては、コロナウイルスにおける検査ということで、PCR検査、抗原検査というものがありますが、PCR検査につきましては核酸検出検査、それから抗原検査については定性検査と定量検査というものがあるということです。これは国が示すガイドラインに載っているところではありますが、通常、PCR検査、それから抗原検査の定量検査につきましては、一般的に検査センターを通してやると。それから、抗原検査の定性検査につきましては、先ほどからの簡易検査という形になっていこうかと思いますが、国が示すガイドラインにおいては、抗原検査の定性検査につきましては無症状者の濃厚接触者への検査は適さないというような形が示されております。そういったところをちょっと加味しまして、今後どうするかというような話になってこようかと思っております。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) ありがとうございます。なかなか受けられない、国の基準がネックになってるとも聞きます。ですから、そこは必要性を感じる方々がいる中で、あえてここに頻回検査、何回も受けられるようにということで掲げさせていただいております。ぜひ、検討頂くということでお願いをいたします。 2番目の後期高齢者医療制度の問題でございます。 老人医療制度の中では、老人医療費の無料化、そしてこれが進む中で行ったんですけれども、その後、定額医療費の負担、そしてこのように後期高齢者医療制度がスタートいたしました。そういう中での医療費の負担は本当に大きなものとなっているわけでございます。そういう点で、後期高齢者医療制度そのものが、高齢になったことによって差別をする。そして、この制度の一番問題点は、医療費が上がれば上がるほど保険料に負担が反映をしてしまう、そういう問題点があります。 それで、今回、高額療養費制度の問題でおっしゃっていますが、なかなかこの高額療養費も結構負担が大きいと。ここの盲点が、年間ではなく、月が重なった時点での月ごとの精算になります。ですから、実際には、倍負担をしなければならないときもあるわけですね、治療したときによって。ですから、そういう点の問題点があります。 ですから、せめて今の1割負担の方が2割にならないようにという趣旨でございますが、この点で前回、私は町としての何らかの対策が取れないかと、これはもうできないということでしたけれども。その後、少しは検討していただけたのか、お伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 自己負担割合の見直しにより、必要な受診が抑制されるといったことが生じないようにすることが不可欠であると考えており、2割負担への変更により影響が大きい外来患者に配慮をし、激変緩和措置として、施行後3年間、1月分の負担増を最大でも3,000円に収める措置の導入をしているとともに、高額療養費制度がございますけども、所得に応じて自己負担限度額が定められているため、最大で月1万8,000円を超える額については払戻しを受けることができるなど、受診する上で窓口負担が負担にならないように、重荷にならないよう配慮されたことを含めて、来年10月以降の施行ということですので、住民の皆様には丁寧に周知してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 周知をするということです。実際に、限度額適用認定証を持って行っても、これが対応できてるんですかね。後でもう一度申請し直すようなことにはならないのか、お伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 後期高齢者医療制度でございますけれども、高額療養費制度につきましては、1回目当初、そういった申請をしていただきますと、続けて申請をしていただくことはないということで、自動的に払戻しをするということとしております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) これ、後期高齢者医療制度の説明で頂いたところで、まだ当然2割の部分が乗せてないんですけれども、限度額も上がってまいりますよね、当然。ですから、そういう点の周知と、そして、ある制度をいかに活用していただくかということを、ぜひ担当課としては、煩雑になるかも分かりませんけれども、通知だけではなく、レセプト等の点検をしながら、そういう該当者がいらっしゃれば適切な対応を求めるところでございます。プライバシーの問題があるとおっしゃるかも分かりませんけれども、その件に関しては対応を求めておきます。 次に、国保税の軽減の問題でございます。 コロナ関連で、22件ということで減免もされているというふうに感じています。 国保税の問題なんですけれども、一時支援金が100万円、月次支援金が月10万円、収入によるんですけれども。その間、私は、収入として認定されれば保険料が跳ね上がるのではないかというふうに理解しておったんですが、その点については、ちょっと再確認で御説明をお願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 重岡税務課長。 ◎税務課長(重岡正和君) 税務課です。ただいまの御質問にお答えします。 まず、保険税が減免されるには、具体的な要件がございます。まず最初に、収入が前年に比べ10分の3以上の減少が見込まれること、そして前年の所得の合計が1,000万円以下であること、そして収入減少が見込まれる所得以外の所得の合計が400万円以下であることということがございます。 そして、先ほどの御質問の中にあった、例えば給付金等、これが収入認定の際にどのようにされるかということだと思いますが、まず10分の3以上の減少を見込む場合の収入には、その給付金は入れずに算定をすることとなります。ただし、その次、前年の所得が1,000万円以下、このときの所得というのは申告による所得になります。ですので、この場合の所得の中には、課税対象となっておりますので、例えば持続化給付金、これについては課税対象となりますので、ここの1,000万円以下であること、それと前年の所得の合計が400万円以下であること、このときの所得の中には入ってくるような計算となっております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) ありがとうございます。 ちょっと時間がないので、次の土地利用規制法の対応について、入らせていただきます。 法案が急遽、その前に、防衛省が隣接の土地所有者の調査を行った米軍・自衛隊基地一覧として、ここに日本共産党の赤嶺政賢議員が資料請求した中にございます。これには、先ほど言ったように、築城高射隊、また築城送信所も入っているわけでございます。 そういう中で、内閣総理大臣は、内閣府令で定めるところにより、関係地方公共団体の長に、同項の規定により公示された事項を記載した図書を送付しなければならないと。これは、公共団体の長の意見を聞き、重要国土審議会の議を経て重要土地を決めるものでございますけれども、今の法案の中ではこれの指定が特にされていない。そういう中で、法案によれば、市町村に対し意見を問うということができています。そういう中で、やはり長としての対応が今後求められてくると思います。その件について、町長にお伺いをしたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) なかなか難しい問題で、これは国防に関する問題ですので、ただ我々は、国からそういった調査依頼があったときには粛々とそれに対して応える。 しかしながら、この一番の大きな趣旨は、日本という国をどういうふうに守るのかということが私は原点であると思いますので、その辺にのっとった対応をしていきたいと思っております。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員。 ◆議員(熊谷みえ子君) 最後1つだけ、お願いをいたします。 今回の重要土地法案というのは、対象区域が、先ほども言いましたように、特に条文にあるわけではございません。内閣が指定をする、そういう中で、誰でも監視対象となるわけでございます。何としたら犯罪になるかも分からない法律でございます。 再度、廃案しかないということをここであえて述べ、また自治体としても意見表明を求め、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(田中勝馬君) 熊谷みえ子議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) 一般質問を続けます。通告順位7番、議席番号7番、浦山公明議員。 ◆議員(浦山公明君) お疲れさまです。7番、浦山公明です。 いつ日常生活に戻れるか、いまだ終息のつかぬ、先の見えぬコロナ禍。手の届くとこまで近寄っています。変異ウイルスの猛威で感染者が増えている状況です。また、誰が感染してもおかしくない中で生活をしているように感じております。予防接種は進んでいるものの、この京都圏内でも、二十歳から40代の若者、そして幼年まで拡大しています。あくまでもワクチンはコロナウイルスの予防です。一人一人が命を大事にしていただくため、町民への予防対策の周知を徹底していただきたいと思います。 そのような中、今回、一般質問に3項目通告して伺います。コロナ禍とは裏腹に、先の見える、手の届く、住みよい町を念頭に、答弁を頂けたら幸いと思っています。 まず1項目は、行財政についてです。 その中で、施設の統廃合計画であります。 平成30年に、公共施設の再配置計画が策定され、3年になります。当時、地区において、町政報告会で計画の理解、説明を地区の方から、また不平不満の意見も一部ありました。 対象施設の統廃合計画、計画どおり進んでいる施設、また足踏みをしているものもあります。計画を立てなければ物事は進みませんが、統合して新しく建て替えられた施設等々には、夢と希望、期待とが託されていますが、それとは裏腹に、機能停止、集約、廃止、解体。特に、解体後の跡地を見ると寂しく落胆し、今のコロナ禍の中で、なお一層強く感じ取れます。 人に置き換えれば、けが・病気は治療または手術等を行えれば、度合いによりますけど、また働くことに復帰できます。物に置き換えますと、施設等の機能停止・廃止・解体と進んでいる中、その後の対応が目に見えません。売却・再利用、活用することで動産が動き、働きが生まれます。町の活力につながり、財政の一助と思います。長く置けば置くほど経費がふくらみ、負の財産・動産になると思っています。 そこで、今後の取組、対応策をお伺いいたします。 2項目は、国道201号線改良工事についてです。 今回、路線案が決定しました。国道201号改良促進期成会が発足して7年目、長い年月が過ぎました。国交省北九州国道事務所九州地方整備局、そして地元国会議員を介して、国土交通省等々に早期事業化要望書の提出に幾度となく出向きました。その成果が実を結んだこのたびの朗報、路線案の決定だと思います。今からが大きな事業です。実はついたものの、収穫まで多難な工程が待ち受けています。一年でも早く、町民の期待に応える町の活力活性化につながるかが町の大きな課題であります。 そこで、国交省の出先の国道事務所等の公務職員の方が、環境調査、ルート地調査に出向されると思いますので、町として現地、土地の案内等手伝いする担当部署を設置すれば、一年でも早く着工に結びつくのではないですか。お伺いをいたします。 3項目は、福祉行政です。 高齢者、また後期高齢者で独り暮らしの方、夫婦暮らしの方、今のコロナ禍の中、日常生活でどう日々を送っておられるか、不安と心配が交差しています。町も行き届いた対応策は講じておられますが、訪問支援に携わり、頼られ、相談を受け、指導するヘルパー職員の大変さも分かります。訪問介護の頼られる声を聞きたいものです。 そこでお伺いいたします。訪問先の単独夫婦、独居老人の方はどう日々を過ごしておられるか。また、安否、買物・病院等の日常生活にどのような支援策を行っておられるか。また、民営化になった包括支援、2年目になりますか、いろいろと課題も増えていると思います。担当課の取組、指導をお伺いいたします。 以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 浦山公明議員の質問にお答えをいたします。 最初に、統廃合計画において、管理・活用など計画の進捗状況についてお答えいたします。 公共施設の再配置につきましては、計画に沿って、支所の移転をはじめ、学習等供用施設の廃止及び解体等、施設の統廃合を実施しており、令和3年度以降についても、公共施設の再配置を計画に沿って実施してまいりたいと考えております。 進捗状況につきましては、おおむね計画に沿った形で進んでいる状況ですが、計画の実施段階において用地の問題や新たな課題などが判明したことなどから、一部、遅れを生じている施設もあります。 しかしながら、再配置計画の本来の目的である、将来の次代にできるだけ負担を残さないようにすること、併せて、より効率的な行政運営を図るためにも、計画から遅れている施設につきましても施設の廃止や売却など、できるだけ早期に進めてまいりたいと考えております。今後も、コスト縮減に取り組むことで、財源を確保し安定的なサービスを提供してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。 次に、国道201号の環境調査、路線決定の状況につきまして、国土交通省九州地方整備局北九州国道事務所において、令和3年6月28日に第3回九州地方小委員会が行われ、現在、概略ルートや構造等に関する対応方針決定がされているところです。 決定されました概要としましては、現在の国道201号線より南側を通り、道路構造としましては、盛土を基本とするバイパス整備となっております。 今後の事業スケジュールとしましては、環境影響評価等の手続が進められ、その後、新規事業採択となり、測量、地質調査、設計等の道路整備事業が進む予定です。 なお、環境影響評価等には、一般的には3年から4年の時間がかかると言われております。 また、国と町の連携につきましては、令和元年度より、国において開始された計画段階評価の調査時から、北九州国道事務所と協力し連携を行っております。さらに、令和3年4月から、職員1名を北九州国道事務所に2年間出向させており、より一層の連携体制の強化を図っているところです。 次に、福祉行政についての中の、コロナ禍での独居老人等の生活支援についての質問にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症拡大防止を図るため、サロン活動をはじめとした地域活動が次々と休止となり、外出控えなどにより地域に住む高齢者の方々が閉じこもることになることで、うつ症状や認知症の進行、フレイルなど要介護状態に近づくことが懸念されています。特に、独り暮らしの高齢者の方々に対しては、見守りなどの取組により継続的に心身の状況や生活の実態を把握し、適切な支援につなげるなど、対策が急務であると認識しています。 町では、コロナ禍でも地域の人たちが孤独・孤立を防ぎ、不安に寄り添い、つながる取組を後押しし、感染防止に配慮した形で地域活動を展開していくことが大切であると考え、社会福祉協議会との共同事業である、コロナ禍におけるサロン等の支援策、レインボープランを実施するとともに、地域包括支援センター等とも連携を図り、効果的な見守りを実施しているところです。 今後もこうした取組を継続するとともに、ウィズコロナとして、フレイル予防の三大要素である運動・栄養・社会参加を総合的にアプローチするため、感染防止対策を講じながら、できるだけ地域のサロンや集いなどで交流活動が実施できるよう支援することで、独居老人をはじめ、高齢者の方々の生活を支えてまいりたいと考えております。 新型コロナウイルス感染症の状況について、お答えいたします。 8月16日から8月30日までの間、みやこ町では36人の方の陽性者が確認されています。お盆が明けまして、その後の反動が出ているのではないかと推察されます。 新型コロナウイルスへの感染が発生した場合については、保健所において、感染状況の確認及び対応を行っているところです。 本町といたしましても、8月20日から9月12日までの間、緊急事態宣言が発出されていることもあり、町の対策を検討すべく、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、対応を行っています。 町民の皆様には、防災行政無線等を使い、不要不急の外出自粛、3密の回避等についてお願いをしてるところですが、引き続き御協力をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 浦山公明議員。 ◆議員(浦山公明君) 再度、お伺いをいたします。 統廃合計画、行財政についてでございます。統廃合計画です。合併以後、1番の課題であり、難題でもありました統廃合計画。280余りの施設等がありまして、不平不満の声はあったものの、避けて通れない、財政に直面する一つであろうかと認識をしております。おおむね、先ほどの答弁では、計画どおりに進んでいる状況をお聞きしました。また、廃止、売却を進めることでもありました。そこで、担当課にお伺いをいたします。先ほど町長答弁でありましたが、実施の段階で、用地の問題、新たな課題が判明したとのことでありましたが、その問題、新たな課題とは、端的にどういうことでありますですか。 ○議長(田中勝馬君) 古谷行政経営課長。 ◎行政経営課長(古谷泰隆君) 公共施設の跡地活用を進める上で、敷地内や隣接地等に及ぼす影響など、新たな課題として表面化したところもあり、この件について、現在調査中ですので、これらの課題の解決に向けて検討を進めております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 浦山議員。 ◆議員(浦山公明君) いろいろと難題、課題は出てくると思いますが、ここでお尋ねですけど、譲渡、売却に努めて財政面に財源確保に結びつけていただきたいと思います。売却、譲渡等は、財政的なことで、財政課長、その点、財源確保に向けて結びつけていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(田中勝馬君) 進財政課長。 ◎財政課長(進光晴君) 財政課といたしましても、今後、安定的なサービスを行っていく、また、より効率的な行財政運営を図るためにも、施設の譲渡、売却など、できるだけ早期に進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 浦山議員。 ◆議員(浦山公明君) ありがとうございます。いろいろ今回も決算特別委員会で、大丈夫、大丈夫の書面上のことでありましたけど、やはり、財源は町の活力にもつながりますので、一生懸命、頑張っていただきたいと思います。 次に、移らせてもらいます。 道路行政について、再度質問をさせていただきます。 先ほど答弁もございましたが、国道201号改良バイパス路線案が決定をいたしまして、本当に一安心をしております。今から環境調査ですか、等も並行して、土地の調査も進むと思います。町の担当部署、また、係を設置されて取組が行われるということで、安心をしております。日常生活に適応した産業また経済の起爆剤になると期待しておるところでございます。今からが正念場でありますので、また、今日まで、このルート案決定までに携わった方々に、御苦労に感謝をしております。 そこで、ルート案は決定したものの、着工まで、先ほど、環境調査では、町長の答弁では4年ほどと言われましたが、どのくらいの、着工まで、おおむねどのくらいの予想が思われますか。お伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) いろいろと調査等がありますので、それの正確的なことは、申し上げることはできませんが、先ほど申し上げたような期間がかかると思いますけども、先般、国土交通省に陳情に行った際に、いろんな方法をお聞きしまして、こういうものにしたら、少しでも早くなりますよということをお聞きしていますので、そのことを担当課と相談をしながら、今後対応して、1年でも2年でも早くできるような、そういう対応ができたらいいのかなと、そういうふうに考えております。 ○議長(田中勝馬君) 浦山議員。 ◆議員(浦山公明君) また、安心をしたようなわけでありますが、国道201号、201号のルート案は決定をして、前に進んでいる状況であります。もう線路に乗った状況でありますので、やはり、石橋をたたきながらでも、1年でも早く進めていただきたいと思います。 それから附随しますけど、国道201号の案の決定に伴いまして、町の活性化も同時に調査スタートしてはいかがなものか、お伺いをいたします。 みやこ町の都市計画マスタープランにも記載してあります防災機能を備えた公園整備、この件につきましては、平成29年の9月に一般質問で町長から答弁をいただき、ルートが決定したら、その方向に進むと答弁をいただきました。現実、ルート案が決定をいたしました。路線1も詳細に明確化されると思いますので、環境・土地調査と並行して、防災機能を備えた公園と役場本庁へのアクセス道路の整備のため、町も取り組むべきだと思いますが、いずれにしても、土地調査が必要でありますので、そこで町長の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) このことは、浦山議員から再三質問がありました。町としては、マスタープランをつくるときに、そういう計画もしておると思いますので、今後、さらに調査をしていきながら、どういうふうにしたらいいのか、前向きに考えていきたいと思っております。 ○議長(田中勝馬君) 浦山議員。 ◆議員(浦山公明君) 私も期待しております。もう、あと2年もしたら、私も後期高齢になりまして、もう本当に頑張って頑張っていきたいと思っております。 それから、町長にお伺いをいたします。先ほど、お伺いすればよかったですけど、今、コロナ禍の中で、特に、町のイベント、行事とも全てと言っていいほど中止になりました。活力もはっきり言って衰退しているように思います。1番の切り札は、私の考えでは、住民サービスだと思います。職員だけに言うんではありませんが、職員一丸となって、協働して、笑顔して、窓口サービスぐらいしか、私には分かりません。何か、町が元気になる要素が町長の考えでありましたら、お聞きしたいと思います。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 議員がおっしゃるように、まず職員は、やはり、笑顔をもって住民サービスする。このことが大事だというふうに私も思います。その中で、本当にいろんな形のイベントをというふうに思っているんですが、御存じのように、3密にならないようにという国・県からの指導がありますので、我々はそれにのっとって、今、行事を行っているわけですけども、今後、さらに、みんなが、この町で、元気で過ごせるように、そういう体制は常に考え、していきたいなというふうに思っております。 ○議長(田中勝馬君) 浦山議員。 ◆議員(浦山公明君) 久しぶりの一般質問で、時計とにらめっこで、前後したり、あっち行ったり、本当、大変であります。 先ほど、今度は、福祉行政、最後の質問であります。コロナ禍の中で、高齢化の、高齢者同士の会話、対話。要するに井戸端会議が目に映りません。家族と同居したり、施設に入所をしておる方は安心感がありますけど、特に後期高齢の独居老人、単独夫婦の方、今、どう乗り切って、日常生活をされているか、その実情は先ほどもお聞きしましたのでありますが、やはり、心配であります。 そこで、4点ほど、ちょっとお聞きをいたします。 まず、2点だけお伺いを、担当課にお伺いをいたします。 包括支援も令和2年に民営化されまして、その後の実情といいますか、いかがなものか、1点。それが1点です。 それから、独居老人は、平成30年に1,849世帯、全世帯の21%とお聞きしたことがあります。現在の推移をお伺いをいたします。 2点だけ、さしよりお伺いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 令和2年度から地域包括支援センターを町内社会福祉法人のほうへ業務委託をしております。町の直営時と比較いたしまして、土曜日それから祝祭日も開所をしたため、年間の開設日数は313日と約70日ぐらい増えております。1日の開設時間も30分ほど延長していただき、住民の皆様の御相談などに対応する機会が充実したものと考えております。 委託直後でございますけれども、新型コロナウイルス感染症が流行し始めた時期であり、職員や利用者の感染防止に重点を置きながら各業務を実施していただいた結果、総合相談につきましては、月平均15件くらいの相談を受け付けいたしまして、介護保険の申請、認知症、それから、成年後見制度など、様々な御相談に対応をしていただいております。 まず、介護予防事業でございますけれども、社会全般的にケアマネジャーが不足する中、法人全体からの応援もありまして、本町の要支援者の中で、ケアプランの必要な方を100%、担当をしていただいております。 また、特に、本町が力を入れております高齢者訪問、安否確認でございますけれども、訪問総数も2,100回を超えまして、安否確認や健康確認をするとともに、サービスが必要な方については、各機関へつなげていただいたものでございます。 また、今年度でございますけれども、緊急的に高齢者のワクチン接種の周知、それから予約などの支援についても、これは業務外でございましたけれども、協力をしていただいたところです。その他、民生委員や各地区のサロンへも業務内容を周知するとともに、社会福祉協議会、社会福祉法人、各種事業所とも連携を図り、業務を遂行することができたものと認識をしております。 それから、独居老人の本町の現在の推移でございますけれども、令和3年4月時点でございますけれども、高齢者独居世帯は2,010世帯、全世帯に占める割合は、23.5%で、増加傾向にあると言えます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 浦山議員。 ◆議員(浦山公明君) ありがとうございました。 もう、あと2点ほど、端的にお伺いをいたします。 ホームヘルパーの職員さんの高齢化がテレビ等で問いただされておりました。みやこ町は、どのような、いかがでしょうか。端的にお願いいたします。 それと、先ほど、民生委員のお話も安否確認で出ていましたが、民生委員また区長さんの方ですね、安否確認等はどこまで支援の手伝いを、手伝いに介入していただいているかということをお聞きしたかったんです。孤独死等の事例もありましょうし、やはり、民生委員、区長さんの方がいろいろ個人情報等もありましょうけど、許される範囲内で情報交換をして、高齢者支援を見守っていただきたいと思います。 ちょっと2点だけ、課長、よろしくお願いをいたします。 ○議長(田中勝馬君) 田中保険福祉課長。 ◎保険福祉課長(田中靖一君) 御質問にお答えをいたします。 まず、ホームヘルパーの高齢化についてでございますけれども、介護する職員についても高齢化しているという現状は、本町においても否めないところでございます。特に若い世代の人材不足が見受けられるというような状況でございます。このため、町といたしましては、介護職養成講座の開催情報、そういったものについて広く周知していくとともに、国・県などに、介護報酬とは別立てで、継続的に公費を投入する新たな処遇改善の制度、そういったものが必要ではないかと思われますので、国・県などに要望をしてまいりたいと考えております。 また、民生委員、区長さんの安否確認とか、関わり方ということですけれども、民生委員の方については、日頃から挨拶運動、福祉タクシー利用券の配布、それから緊急通報システムの利用者の件、連絡先の1人になっていただくなど、事業を通じた見守りや、それから個別の独居老人の見守りなどについて行っていただいております。 一方、区長さんですけれども、区の中で、最近、気になる方、それから姿が見えない方などの情報をいただきながら、こちらから確認を取り、孤立や孤独死などを未然に防ぐといった連携を図りながら、見守りに協力をしていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(田中勝馬君) 浦山議員。 ◆議員(浦山公明君) ありがとうございました。もう鶏を取るか、卵を取るか、大変な際どいところでありますが、もう、私たちも先ほど言ったように、後期高齢に近くなっております。総合に福祉課は大変な場所でもありますので、頑張って、社会貢献の一助になるよう頑張っていただきたいと思います。 これで終わります。ありがとうございました。 ○議長(田中勝馬君) 浦山公明議員の一般質問を終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(田中勝馬君) ここで暫時休憩とします。再開は、15時35分といたします。よろしくお願いします。午後3時25分休憩………………………………………………………………………………午後3時33分再開 ○議長(田中勝馬君) これより休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 議長のお許しをいただきましたので、ちょっと訂正とお詫びをさせていただきます。 浦山公明議員のところで、緊急事態宣言を、私、8月20日から9月12日までと申し上げましたが、ここの日程が8月20日から9月30日までですので、大変申し訳ございません、訂正のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 一般質問を続けます。 通告順位8番、議席番号6番、中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) 最後の質問となりました。6番の中尾でございます。よろしくお願い申し上げます。 防災について、1点だけ御質問をさせていただきます。 防災対策について、近年、地域温暖化に伴い気候変動による環境として水害や土砂災害が大型化し、甚大な被害が相次いで起こっております。8月には大雨特別警報や避難警報など出され、記録づくめであり、大変な時代となってまいりました。 本町もいくつかの災害がありましたが、人命に関わる被害がなかったことが幸いでありました。 今回、伊良原地区など、避難警報が早目に出され、職員の方々には迅速な対応ができたと聞いており、この場を借りてお礼を申し上げたいと存じます。 その中、防災対策強化を進め、ハザードマップの見直しや地域危険箇所等の点検や確認など、しっかりと事前の備えをすることが肝要であろうと思います。以前より危険箇所の要望が出ております。早急なる対策をお願いをいたしたいと思います。 まずは、犀川地区上本庄の本庄橋から鉄橋に当たる50メーターのところであります。ちょうど小島電気店の前であります。川は喜多良川が流れておるんですが、ここが毎年、雨が降りますと、道路に水がたまり、非常に危険な状態が毎年起こっております。今回もちょうどすれすれで少し道路にかかったんですが、小康状態にそれから入ったおかげで上には越しませんでした。しかし、この問題は以前から、10年前からこのお願いをして、要望しますということで要望していただいたんですが、私は、これ、リストに上っているんだろうかといつも思うんですが、いまだにできておりません。やはりこの上本庄のこの地域は低いということもありますし、いつも土嚢を積んで区長や近隣の方々がいつも見守りをしていただくんですが、この小さなほころびがすると、そのまま大きな災害につながっていくんだろう、そういうふうに思っておりますし、そういうことになりますと、やはり開いた口が塞がらないというような形でも出てこうと思いますので、これはぜひとも県にお願いをいたしまして、これを50センチぐらいでも結構だと思うんですが、高く上げていただきたいと思っております。 それと、もう2点目は、これも犀川の大熊地区と喜多良地区の間なんですが、これも十年来のお願いでございまして、ちょうど入り口が喜多良側に向いて右側に土を、土砂を取っております。中入ると広く取っているんですが、この土砂が毎年、石ころ混じりの土砂が道路に流れ、そして喜多良川に注ぐということで、非常に交通の便にも危ぶまれておるところであります。そして、その水が今度は大熊の一木というところの田んぼのほうに泥水が入っていく。これも要望をしているんですが、なかなかできません。 そして、3番目は、犀川小学校ですが、ちょっと飛ばしまして、4番目の同じ問題でございますので、古川区が、前、黒田設計の前というところが、これも三、四年前は交通がストップいたしまして、四、五軒が水に難儀をいたしました。ここも大昔からお願いをしているところでございますけれども、なかなかできてこないということでありますので、どうか今度ばっかりは、それこそ災害は忘れたときにやってくると言いますけれども、今は忘れないうちに、もう明日にも、あさってにも来るだろうと、そういう予想が立てられますので、関係課長は一生懸命これを要望をして、お願いをいたしたいと思います。 それと、犀川小学校の北側の土手が山となり、地域の人からの、以前からの苦情があり、早急に対策を願うということでお願いをいたしました。ところが、この質問を出そうと思ったときに、きれいに草を切っていただきました。教育長、本当にこの場を借りてお礼を申し上げます。すると、市道の下本庄の地域の方々が、学校の校舎が見えたった、そういう言葉をいただきました。本当にやはりこのすばらしい犀川小学校は歴史ある、またすばらしい高みでありますし、子供たちの勉強にはすばらしい条件がそろっております。そのためにも地域の方からかわいがられ、そして地域の人にも校舎が見えるようなすばらしい学校にしていただきたいと思いますし、また、これは草切りをPTAが昔はしておりました。近頃はPTAがあまりここには入ってないような気がいたしますので、早目に切ることがやはり大きな木や下刈りが伸びないで済むんじゃないかと思いますので、教育長、これはよろしくお願いを申し上げまして、壇上のお願いとさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(田中勝馬君) 井上町長。 ◎町長(井上幸春君) 中尾昌廣議員の質問にお答えをいたします。防災対策についての要望箇所の対策についてお答えをいたします。 犀川地区上本庄を流れる喜多良川の浸水箇所及び犀川地区古川を流れる高屋川の要望につきましては、県営河川のため京築県土整備事務所が管理を行っています。喜多良川の箇所については、改修等の要望を県土整備事務所へ提出し、以前、現地立ち合いをしております。 次に、高屋川につきましても今年度に要望書を提出し、滞積土砂の浚渫について担当者と協議を行ったところです。また、犀川大熊地区から犀川喜多良地区を通る県道津野犀川線の一部が豪雨により山林から土砂が道路に流出し、県営喜多良川へも流入している箇所についても通行に支障を来し、危険なため、撤去依頼を行っており、対策について要望書も提出しているところです。これらの危険箇所については改めて県土整備事務所へ強く要望をし、地域住民の安心安全を図るため改善に向けて努めてまいります。 なお、学校関係につきましては教育長のほうから答弁をしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(田中勝馬君) 桝口教育長。 ◎教育長(桝口広二君) 犀川小学校北東側斜面に関する御質問です。今回、御質問の北東側斜面については、令和2年度に開校した犀川小学校の外構工事では、工事対象区域外となっていた場所です。そのため、のり面の樹木の剪定・伐採は、対象工事とはなっておりませんでした。しかし、周辺にお住まいの方から、当該箇所付近の樹木の落ち葉等に関する改善要望が届いており、できるところから早急に行ってまいりたいと思い、のり面の草刈り等を行ったところです。周辺にお住まいの皆さん方に御迷惑をおかけしないよう、可能な限り速やかに対応していきたいと考えております。 ○議長(田中勝馬君) 中尾議員。 ◆議員(中尾昌廣君) ありがとうございます。 この上本庄を流れる喜多良川は、非常に、ここはやはり皆様御存じのように谷あいでありまして、鐙からの高低差が非常に激しい喜多良川であります。そして皆様御承知のとおり、喜多良の入り口のところが非常に災害を受けたということで、やっと工事が終わったところであります。 そして、今、私がお願いしたいのが、右側の広いところは業者が、あれ、何の用事で取ったのか知りませんが、非常に広く取っております。そして、あと何かするのかなと思えば、あのまんまになっております。喜多良や大熊から見たときには、入り口が小さいんですが、中は全く土取って広くなっております。これ、やはり先々ここの業者としっかり話し合って、何か対策を立てないと、いずれ大きな被害が出るんじゃないかと心配をしております。そして、その水が道路に入る。そういうことで、やはりここは業者と直接、私は話して、いろいろな対策を練ってもらった方が硬いんじゃないかと、そういうふうに思っております。 そして、質問にはちょっと忘れたんですが、それと、喜多良方面の入り口が、右側の、今の土を取ったところの道路べたのほうが、木が、樹木が大きくなって、非常にかぶさり、景観も悪いです。そして、そのやつ、大きな木が伐採をしていただきたいと思うんですけれども、私は山が少し何となくずったような気がしますので、その点はちょっと一応確認を取ったりして、担当課にお願いをしたいなと思っております。 というのが、そこに、こうずったんじゃなかろうかという大きな樹木のところに、ここはこういう問題が起こったということで、明治に大変なあそこは災害が起こって、右側には石に、石碑に、その漢文で書いておりますんで、なかなか、知った人は知ってるんですが、知らない人は分からないということで、漢文で書いた石碑も立っております。だから、そういう、もともとこの喜多良地区というのは犀川、みやこ町もそうなんでしょうが、そもそも山が真砂土なんですよね。天気のいいときにはがっちりした山なんですが、長雨が降ると水を含んで山津波という言葉で明治にはしておりますけれども、そういう津波ができて、今、地名がついてる、「崩」とか、岩が落ちて「岩角」とか、三日三晩山が鳴ったということで「鳴滝」神社とか、そういうものが非常に、今の現代に教えてくれるような名前がたくさん出ておりますので、今後、また出る可能性は十分であります。そういうものをやはり踏まえて、しっかりと整備をしていただきたいし、ちょっと私、こうやってお願いをすると、要望いたしましたという話を十年来聞いてるんですが、私は県土整備事務所のリストに載ってるんだろうかと。確かに行橋、豊前、みやこ、非常に広い管轄があるんですが、その中で順番に回ってきても、もういいんじゃないかというような感じが受けます。それには本当、書類を積み上げた中に載せてくれているかどうか、本当にそう思いますので、担当課長、大変でしょうが、もう一度確認をしまして、しっかりお願いをしていただきたいと思いますし、私もお願いに今度しっかりと行こうかなと思っております。そうしないと、小さなところから必ずや大きな事件が、災害が起こります。 これは、今、言う本庄橋の手前なんですが、本当、毎年、道路がつかります。今度、あれがつかると、今年ばっかりは小康状態に入ったんですから、ちょうどそれから上がりませんでした。だから、大変な大風、大雨が間違いなく予想されますが、そうしたときに、どっとしたときには上本庄の下のほうの地区は全部つかります。今度上げると水のはけ場所がないという方が以前はおったんですが、はけ場所がないんじゃなくて、その道路を50センチも60センチぐらいでも上げていただくと、いよいよ水が来たときには左の田んぼに行きます。財産も大変なんですが、人命が主なことなので、やはりそこを50センチか60センチだけでも上げていただくと、非常に災難を逃れるんじゃないかと、そういうふうに思っております。 というのが、古川という地区があるんですが、古川の地区もすれすれに来ておりました。そのすれすれに来たところを50センチぐらい上げていただいたですね、するともう本当、地区の方は、今、大雨、大風のときには出てはいけませんよ、危ないからという話があったんですが、今はもう安心して、少々、ごうごう、ごうごう流れても、ああ、これ以上は来んということで安心をしております。やっぱり安心安全という言葉はここなんじゃないでしょうかね。 そういうところで、その連れはずっとしていただくならいいんですが、古川の角の黒田設計事務所という前に、ちょうど湾曲になったところに当たるところがあるんです。そこが二、三十メーターぐらいですか、それも少し上げていただくともう安心なんですよね。これも二、三年前浸水しまして、道路封鎖というのが、長くはなかったんですが3日か4日封鎖をいたしました。そういうところを今度、しっかりやはり整備しておかないと、大変な大きな事故に、きっかけになるんではなかろうかと思いますので、ここのところは町長、しっかりお願いをしてよくして。大きなお金はかからんのやないかと思うんですけど、そういうことでよろしくお願いを申し上げたいと思います。 それと、この学校の件なんですが、確かに学校の東側ですね、樹木があって、確かに小学校の校庭があります。そして東側から上るところに墓所があります。この墓所の森が個人的な五、六軒の墓所でありますんで、これをあんまり手を出すわけにはいきませんが、そこのところも今、お願いをしております。下草だけどうか切っていただけませんかということで個人的にお願いしております。 それと、校庭の下に、土手の下に、昔は私が学校のPTAのときには、ちょうど係でありまして、軽トラであれを通って、草を積んで、片づけた記憶があります。 それから、何十年かしていたんですが、近ごろPTAの方も人数が少ないということもありましょうし、若い人が草刈りを使えないということも、危険ということもあるかもしれませんが、切ってないで、それこそお願いをするくらいの樹木が伸んでしまいました。それで校長には、いや、教育長には本当、お礼を申し上げないけませんが、そういう話で、あそこの住民の方と話していると、中尾さん、もう学校が見えましたよという話を受けましてびっくりしまして、見たら、草を切っていただいて、確かに今まで校舎が見えなかったそうです。そしたら校舎が今度はしっかり見えたと。おお、やっぱり立派な学校やねと、今頃言うようなことでびっくりしたんですが、やはりそういうふうに地域の人が協力し合ってもらって、そして犀川小学校、やっぱすばらしい学校なんだ、よし、いよいよのときは私も協力するという、地域一体となった学校づくりが大切ではないかと思いますので、今のところはきれいにやっております。また今後、伸ばないように、そういう気遣いもしていただきたいと思っております。本当にありがとうございました。 以上で、質問を終わらせていただきます。まあ、あのちょっと課長、一言よろしくお願いします。要望ね。 ○議長(田中勝馬君) 原田都市整備課長。 ◎都市整備課長(原田陽二君) 御質問にお答えします。 まず、県営河川の整備につきましては、氾濫危険性が予想されるような箇所、そういう危険な箇所については、それと県道についても先ほど樹木の件が、御指摘がありましたけれども、そういうところに関しましては、住民の安心安全を図るために継続して今後も要望してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(田中勝馬君) 中尾昌廣議員。 ◆議員(中尾昌廣君) ありがとうございます。やはりよく言います、生命と財産と守るというのは、やはり行政の仕事だ、責務だと思っておりますけれども、今一番のやはり生命を守るというのは、この災害の防災ではないか、そういうふうに思いますので、担当課は大変なお仕事だろうと思うんですが、よろしくお願い申し上げます。 今さっきも申し上げましたように、避難警報も割と早く出ました。そしていろいろな警報が出た中で、右往左往していただいた職員にはそういう声を聞きました。本当に迅速に対応していただいたこと、心からもう一度お礼を申し上げまして、そして、こういう小さなほころびが大きなものになりますので、しっかりと対策をお願いをしたいと思っております。 終わります。ありがとうございます。 ○議長(田中勝馬君) 中尾昌廣議員の一般質問を終わります。────────────・────・──────────── ○議長(田中勝馬君) 以上で、本日の日程は全て終了しました。 本日はこれにて散会にしたいと思いますが、御異議ございませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中勝馬君) 異議なしと認めます。 なお、明日14日火曜日午前10時より全員協議会を開催しますので、御出席お願いいたします。 本日はこれにて散会とします。お疲れさまでした。午後3時58分散会──────────────────────────────...